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未来のヒント

我が家のごちそう ~こだわりの鯛茶漬け~

鯛茶漬けの想い出

あるかたのお話を紹介したいと思います。小さいときから何かいいことがあると鯛茶漬けをするというのです。料理の方法は簡単でしょうが、鯛というのがポイントのようです。昔から何かおめでたいことがあると、使われてきた魚が鯛です。新鮮でなくてはなりません。つまりその日のためにわざわざ、新鮮な魚を用意するという意味も込められているのです。家の上棟式や竣工式、結婚式、おめでたい席には鯛がよく登場します。
この家では鯛の切り身に味付けをして、それを暖かいご飯にのせて、だしをかけるというとても簡単なもの、机の上に薬味を大皿にのせて置いてあるのだそうです。この鯛茶漬けが出てきた時に、家族は、「ああ今日は誰かにいいことがあった」と気付くのだといいます。お母さんが、家族のことを想い、ちょっとした出来事でも、みんなでお祝いをするというこの家族は、きっと楽しく、暖かい愛情に満ちあふれている家族に違いありません。

だれにもある料理の想い出

だれにもそれぞれの家の料理の想い出はあるでしょう。昔は食べ物が豊富にあったわけではありません。なにか特別の時に、ほんのすこしだけの贅沢を楽しみました。それは豪華なものでなくても少しだけ違う料理をつくる、一品増やしてみる、そんなことが母親の家族への愛情です。そうした気遣いを大人になってから振り返ると、母親の愛情が身にしみるものです。病気になったとき、試験前で遅くまで起きていたときの夜食、久しぶりに家に戻ったとき、遠足の日のお弁当など、きっと我が家のごちそうや料理の想い出としていつまでも心に残っているでしょう。

我が家のごちそうをつくる

しかし今は食の豊かな時代です。季節も関係なく、いつでもなんでも世界中の食べ物がそろいます。自分で作らなくても外で買ってくる事もできます。先日おこなったアンケートでは、お祝いの時の食べものについて圧倒的に多かったのは寿司やケーキでした。この中には外で買ってくるものもあるかもしれません。自分の家ならではの我が家のごちそうが少なくなってきているようにも思えます。何でも買える便利な時代だからこそ、今回ご紹介した鯛茶漬けのような、いつまでも記憶に残る我が家のごちそうをもう一度考えてみてはどうでしょうか。小さな出来事でもごちそうをつくって家族で楽しむ。そうしたことで、お互いのおもいやりが楽しい食卓となり、あとから振り返ると格別の想い出として心に残っていくに違いありません。

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