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椀子(マリコ)ヴィンヤード生態系調査・植生再生活動が、「第6回いきものにぎわい企業活動コンテスト」で「審査員特別賞」を受賞!

  • 環境

2018年02月14日

  • 椀子(マリコ)ヴィンヤード生態系調査・植生再生活動が、「第6回いきものにぎわい企業活動コンテスト」で「審査員特別賞」を受賞!

メルシャンの自社管理畑「椀子ヴィンヤード」で行っている生態系調査・植生再生活動が、企業による生物多様性の保全や持続的な利用などの実践的な活動を評価する「第6回いきものにぎわい企業活動コンテスト」(主催:いきものにぎわい企業活動コンテスト実行委員会、後援:環境省、農林水産省)において「審査員特別賞」を受賞しました。今回は、71件の応募の中から当社の取り組みが評価されての受賞となりました。
2018年1月24日には、日比谷コンベンションホールで表彰式が開催されました。

椀子ヴィンヤードで行っている生態系調査・植生再生活動の概要は以下の通りです。

1) 生態系調査

「国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 農業環境変動研究センター」との共同研究で開始した生態系調査により、垣根栽培のブドウ畑である椀子ヴィンヤードが広大な草原として機能し、多様な生きものを育んでいることが分かりました。
2015年から2016年の調査では、希少種を含む8目64科168種の昆虫と258種の野生植物と30種の植栽種が見つかっています。垣根栽培は、年に数度下草刈りをする必要があります。これにより、牧草や在来種のイネ科植物でおおわれている地面に日が当たり、草原性の多様な植生が生育することが可能になります。

2) 従業員参加による植生再生活動を実施

希少な植生の発見を受け、2016年から年1回、従業員参加による植生再生活動を、専門家※の指導を受け実施しています。希少種が植生していた場所の枯れ草を秋に刈り取り、ブドウ畑の中の再生予定地に敷きます。2017年には在来種の定着を確認しており、今後は希少種の定着にも挑戦していきます。

昆虫:8目64科168種

  • ベニモンマダラ

  • ウラギンスジヒョウモン

植物:野生植物258種、植栽種30種

  • クララ

  • ユウスゲ(キスゲ)

  • メハジキ

  • スズサイコ

  • ウラギンスジヒョウモンは環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(長野県の準絶滅危惧種)、ベニモンマダラは環境省と長野県のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されている。メハジキ、ユウスゲ(キスゲ)は長野県のレッドリストで準絶滅危惧種、スズサイコは環境省ならびに長野県のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されている。クララは環境省のレッドリストで絶滅危惧ⅠA類(長野県の絶滅危惧ⅠB類)であるオオルリシジミの唯一の食草。

※所属(内容)は掲載当時のものになります。

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