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スリランカ紅茶農園の訪問も今年で4回目。今年はウバ地方の紅茶農園を訪問しました

  • 環境

2017年03月27日

  • スリランカ紅茶農園の訪問も今年で4回目。今年はウバ地方の紅茶農園を訪問しました

キリンは、紅茶農園が自然や人権に配慮しながら継続的に紅茶葉を生産できるように、2013年からスリランカの紅茶農園が持続可能な農園認証制度であるレインフォレスト・アライアンス認証を取得する支援を行っています。2016年末には累計で40を超える農園が認証を取得しました。
現地確認と農園との情報交換のために毎年行っている現地訪問も4回目。今年は2月20日から4日間、ウバ地方を中心に5つの農園を回ってきました。
今年の確認ポイントは、認証取得で必須とされている工場や農園居住者の排水の適正処理。
スリランカの紅茶農園では、地元で手に入れやすいレンガや小石・砂、やし殻や木炭などを濾材とし、通水することで排水の処理がされていました。定期的に排水の水質検査を行い、国や認証システムで定められた基準に適合していることを確認しています。また、濾材も基準を定めて定期的に交換しているとのことでした。
今回訪問した農園は、認証取得のためのトレーニング中の農園ばかりなので、一部で排水処理がされていない場所がありましたが、認証を取得するためには適切な排水処理が必須条件です。私たちも、日本の工場での排水処理の知見を共有し、コストを押さえながらどう適正な処理を行えば良いかを、農園マネージャ達と活発に議論しました。
このように、レインフォレスト・アライアンス認証を取得するために改善していくことで、スリランカの綺麗な河川が守られ、地域で生活する人々の衛生環境も大きく改善されていきます。
私たちも、認証トレーニングの資金提供に加えて、現地の事情にあったより良い排水処理が普及するために、どんな支援が可能かを継続して検討していく予定にしています。

美しいスリランカのウバ地方の紅茶農園

レンガや小石・砂、やし殻や木炭などを使った排水のフィルターシステム

まだ対応の済んでいない場所もありますが認証取得に向けて改善される予定です

マネージャ達とのディスカッション

廃棄物は適正に分別されます

屈託のない笑顔を見せる農園の子供達

認証取得を目指す農園マネージャ達

※所属(内容)は掲載当時のものになります。

価値創造モデル

私たちキリングループは、新しい価値の創造を通じて社会課題を解決し、
「よろこびがつなぐ世界」を目指しています。

価値創造モデルは、キリングループの社会と価値を共創し持続的に成長するための仕組みであり、
持続的に循環することで事業成長と社会への価値提供が増幅していく構造を示しています。
この循環をより発展させ続けることで、お客様の幸せに貢献したいと考えています。