2016年11月8日
KIRIN×ランドネ「水をめぐる森の教室」を今年も開催しました

富士山の伏流水からおいしいウィスキーをつくっているキリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所で、森と水のつながりを体験いただく「水をめぐる森の教室」を、雑誌「ランドネ」との共催で10月に2回開催しました。
今年で3年目の開催となります。
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10時30分 開会
キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所の敷地内にある「キリン自然の森」に参加者の皆さんが集合しました。「キリン自然の森」は、地元のNPOの皆さんのご協力によって、適切に管理され、明るく、気持ちのいい場所です。
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10時40分 散策に出発
森の香りを胸いっぱいに吸い込みながら、蒸溜所にほど近い森を散策します。富士山の噴火の後、木が育ち、落ちた葉が腐葉土となって堆積し、降った雨が蓄え磨かれて、豊かで清らかな水となって私たちの暮らしに恵みを与えてくれます。NPOの方からの森や生きもの解説に参加の皆さんも感心することばかりです。
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12時00分 伐採の見学
込み入った針葉樹の人工林から広葉樹の森へと変えていく、「再生の森」でプロの方によるチェンソーを使っての伐採作業を見学します。地響きとともに狙ったとおりに木が倒れると参加者からは拍手喝采。せっかくなので、チェンソー作業をサポートしていただきながら、参加者も倒した木の輪切りに挑戦です。
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12時30分 植樹体験
伐採を見学した場所のすぐとなりは、広葉樹を植える場所で、一画に「KIRIN×ランドネ 水をめぐる森の教室」の看板もあります。参加者が数人で協力し、しっかり育つよう植え付けます。
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14時00分 苗木ポットづくり
昼食後は、ノミとトンカチを手に、間伐した木をくり抜いて作る苗木ポットづくり。育った苗木をポットごと土に植えると、やがてポットが朽ち、植えた苗の肥料になる苗木ポットをお土産として持ち帰っていただきます。
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15時30分 蒸溜所見学と試飲パーティー
ウィスキーづくりは、蒸溜した原酒を樽に詰め長い時間をかけて熟成させます。樽の中の原酒は、「天使の分け前」といわれる蒸発によって少しずつ減っていくとともに、琥珀色に熟成していきます。この御殿場に蒸溜所の場所を定めたのは、霧が多いためで、原酒の熟成にはうってつけです。熟成によって得られる様々な香りも体験できる見学のあとには、リニューアルした蒸溜所の試飲コーナーで、おしゃれでおいしいおつまみと、自然のめぐみがいっぱいつまったウィスキーを楽しみながら、「水をめぐる森の教室」を締めくくりました。
10月1日参加の皆さん
10月22日参加の皆さん
豊かな水を得るには、水を育む森の働きがとても大切です。キリングループでは、1999年から行っている「水源の森活動」で、森林の機能が正常に維持され、豊かな水がこれからも変わらず持続的に利用できるように、従業員とその家族、地域の方々や活動に共感して応募いただいた方々と共に、下草刈りや植林、間伐作業を実施してきました。
キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所でも、蒸溜所から車で数十分のところに43haの「キリン富士山麓水源の森」があり、2006年からの活動により明るく茂る森になりました。今後は、地域の方々と森林を見守り、お客様に森と水のつながりを体験いただく機会を増やしていきたいと考えています。
キリングループの水資源への取り組みはこちらで紹介しています。
http://www.kirin.co.jp/csv/eco/mission/source.html#navTop
キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所のご見学はこちらで紹介しています。
http://www.kirin.co.jp/entertainment/factory/gotemba/