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ビールの魂「ホップ」の
奥深さを突き詰め、
醸造の歴史に足跡を刻む
価値を創造する。

キリンホールディングス株式会社
酒類技術研究所

杉村 哲

Tetsu Sugimura
2008年入社 農学研究科 応用生命科学専攻修了

Profile

2008年に入社後、フロンティア技術研究所(現:基盤技術研究所)に配属され、ホップの二次代謝機構の解明に携わる。2010年からはプラズマ乳酸菌の開発に関わり、商品化にも貢献。2013年に酒類技術研究所に異動。ホップ使用技術の高度化と活用をテーマに、新たな価値を提供できる技術を探求する。

※所属・仕事内容は取材当時、2016年4月よりミュンヘン工科大学へ留学中

底知れぬホップの
ポテンシャルと向き合い、
次代のスペシャリストを
担うという使命。

 酒類技術研究所の果たす役割としては、キリングループの酒類事業の基幹技術の開発・評価を行っています。そのなかでも、ビールの原料となるホップの研究チームに所属しています。ホップは日本ではマイナーな作物ですが、ビールの魂とも呼ばれ、ビールをビールたらしめる香りと苦味を加えるとともに、泡をつくるうえでも重要な役割を演じる原料。また、抗菌性があり、ビールを腐らせない力もあります。加工法や添加法など、そのホップの使用技術を突き詰めて、既存の製品にない香りや味を持ったビールを生み出すことが私たちのチームの目指すところ。また、ホップは、近年新しい品種が世界中でつくられているので、それらをいち早く取り入れて、もっとも適した使用方法を考えることも重要な任務です。さらには、技術開発にとどまらず、ホップの育種や栽培から調達まで、幅広く知識と経験を蓄えたスペシャリストとなることが私には求められています。

ホップのスーパースターの下、
経験と知識を磨き、
世界に名を馳せる
研究者を目指す。

 普段は研究開発など研究所での仕事がメインですが、国内のホップ農家のところへは春先から収穫まで何度も足を運び、コミュニケーションを取りながら、生育環境や育成状況を確認します。また、例年調達部員と同行してドイツ、チェコにホップの買い付けに赴き、品質チェックを行いますし、アメリカに新しい品種の調査や研究者とのディスカッションに行くということもあります。実は入社2、3年目の頃、海外の学会でホップの遺伝子に関して発表する機会がありました。その学会でスーパースターのように扱われていた日本人がいて強烈に憧れを覚えたのですが、それが今のチームのリーダーです。世界でも有数のホップのスペシャリストの下で、自分が目指すべき姿を目の当たりにしながら、その専門性を突き詰めていける環境は研究者冥利に尽きるもの。やりがいを感じないわけがありません。ビール醸造の長い歴史において、ホップの役割に大きな変遷がなかったなかで、新しいお客様価値を見出すというのは一筋縄ではいかないものですが、オリジナリティのある新価値を創造することが今の目標です。決してやさしい道程ではありませんが、だからこそ成し遂げる価値があると信じています。そして、自分がイチから携わった技術を用いた新商品が生み出されるという感動を早く味わいたいです。キリンは自分のチームのリーダーをはじめ、国際的に活躍する人も多く、環境は間違いなく世界基準。自分もいずれはホップのスペシャリストとして世界に名を馳せたいですね。

学生生活
振り返って

研究の成果を形ある
アウトプットへとつなげる。
研究者魂とものづくりの醍醐味を
両立できるキリンのフィールド。

 大学時代から植物の研究にこだわりを持っていました。博士号を取って大学に残ろうとも思っていたのですが、研究を重ねるうちに、その成果を形あるものにして、広く役立てたいと思い、それには植物の基礎研究から応用開発まで行っているキリンがベストと考え、入社を決めました。はじめに配属になった基盤技術研究所では、研究者としての基礎的能力が磨かれ、研究成果を商品化につなげる成功体験も得ることができました。こうした思いや経験があって、今はホップのスペシャリストになるという新たな目標を掲げています。キリンは強い意志を持って努力を重ねれば、やりたいことを仕事としてやらせてもらえる可能性のある会社だと思っています。

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