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ホップの多彩な生理作用に関する研究

研究・技術開発レポート

動脈硬化抑制作用

動脈硬化には、いくつかの種類が知られていますが、大量の脂質が動脈壁に沈着することにより血液の流れを悪くし、血管の弾力性を低下させてしまう粥状(じゅくじょう)硬化が最も問題といわれています。キリンホールディングスでは、日本医科大学と共同で、動脈硬化モデルマウス(ApoE ノックアウトマウス)を用いて、ホップ成分の動脈硬化抑制作用を調べる実験を行いました。

脂質とコレステロールを高含量含む飼料に1%のホップエキスを加えて動脈硬化モデルマウスに10週間与えたところ、ホップエキスを与えたグループでは、エキスを与えないグループと比較して、胸部の大動脈の粥状化面積が低下していました。
また、動脈硬化の進展に関与することが知られている情報伝達物質インターロイキン6(IL-6)の血中濃度も減少していました。これらの結果は、ホップエキスがモデルマウスの動脈硬化の初期において、その進行を遅らせる作用があったことを示しています。

学会発表
「ビール苦味成分の脂質代謝改善効果(第1報)」日本栄養・食糧学会 2002年7月21日
「ビール苦味成分の脂質代謝改善効果(第2報)」日本栄養・食糧学会 2002年7月21日
「ApoEノックアウトマウスにおけるビール苦味成分の動脈硬化抑制作用」日本農芸化学会 2003年4月1日
「ビール苦味成分の動脈硬化抑制作用」日本栄養・食糧学会 2003年5月18日
「ビール苦味成分イソフムロン類のPPARα活性化作用の解析」日本動脈硬化学会 2004年7月24日

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血圧降下に与える影響

高血圧の状態では、血管に高い圧力がかかることになります。この状態が続くと、血液からの負荷に耐えられるように、動脈の壁が厚く硬く変化します。

キリンホールディングスでは、日本医科大学などと共同で、45~65歳(平均53歳)で血糖値が高めのボランティアの男女10名の方に、12週間、ホップエキスを摂取していただく試験をダブルブラインド法で行いました。その結果、収縮期血圧は、8週目以降、統計学的に有意な低下が観察されました。
このことから、ホップエキスには血圧を改善する可能性のあることが示唆されました。なお、実施にあたり、ボランティアの方には、研究内容や方法に関する十分な説明を行っています。

降圧(血圧降下)作用のメカニズムの一つとして、血管を弛緩させる作用が考えられます。そこで、血圧降下作用の機序を明らかにするために、ホップエキスの主成分であるイソフムロン類によるラットの血管を用いた張力の変動を計測した結果、イソフムロン類には、血管の弛緩作用があることが明らかにされました。

学会発表
「ビール苦味成分の体内動態、及び高血圧改善作用について」日本農芸化学会 2003年4月1日

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