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[食領域]

2019年の日本のスティルワイン国別輸入数量 チリが5年連続第1位に

~フランスが僅差で2位に。2019年2月の日欧EPA発効でEU加盟国産ワイン輸入数量増~

  • その他

2020年1月31日

メルシャン株式会社

2019年スティルワインの国別輸入数量で、チリが5年連続第1位に

  • 財務省関税局貿易統計によると、日本における、2019年年間のスティルワイン(ぶどう酒「2L未満」)輸入数量は約17,630万L(前年比106%)となりました。
  • 2019年のチリワイン輸入量は、前年比-8%と減少しましたが、約4,721万Lで5年連続NO.1となりました。コストパフォーマンスに優れた品質がお客様に広く認知され、中高価格帯も含めた豊富なラインアップを持ち、手頃な価格と飲みやすい味わいが支持されています。2007年9月に日本とチリ二国間の「日本・チリ経済連携協定」が発効されました。チリワインの関税は12年かけて段階的に削減され、2019年4月に完全撤廃となりました。この12年間で、チリワインの輸入量は約4.5倍に拡大しました。
  • 2019年2月に日欧EPAが発効となり、ワインの関税が撤廃となったことから、EU加盟国産ワインの輸入量が増加しました。中でもフランスワインの輸入量は約4,711万Lで前年比+12%と拡大し、1位のチリワインとの差はわずか約9.5万Lにまで迫りました。

2019年輸入ワイン数量構成比 チリワイン3割弱、EU加盟国産ワイン6割以上

  • 2019年輸入ワインの数量構成比において、輸入量1位のチリワイン、2位のフランスワインはそれぞれ3割弱を占めています。また、フランスや3位のイタリア、4位のスペインなどを含めたEU加盟国産ワイン輸入量合計の構成比は6割以上となっています。
  • EU加盟国産ワインの輸入量が増加したことにより、赤・白ワインだけでなく、スパークリングワイン、オーガニックワイン、ロゼワインなど多様なワインに注目があつまり、ワイン市場全体も徐々に多様化しています。

参考資料

メルシャンの欧州産ワイン

2019年2月1日(金)の日欧EPA発効により輸入量が増加し、注目が集まるEU加盟国産を中心とした欧州産ワインでは、スパークリングワインやロゼワイン、オーガニックワインなど欧州産ならではの多様なワインが人気です。
近年、教育や国際的なイベントを通じて、持続可能な社会の実現に向けた国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」への関心が高まっています。海外ではすでに、よりよい社会の実現に向けて人と社会、地球環境、地域に配慮した消費行動をする「エシカル消費」の動きが、ミレニアル世代※1を中心に広がりを見せていますが、メルシャンは、「エシカル消費」の底流にある考え方を重視し、ミレニアル世代を中心としたお客様にオーガニックワインを提案し、ワインを楽しんでいただくきっかけを作り、ワイン飲用者の増加や飲用頻度アップを図り、ワイン市場の間口拡大を進めていきます。

  • ※1 1980年代から2000年代初頭に生まれた人を言うことが多く、インターネット環境が整った頃に育った最初の世代で、情報リテラシーに優れている
メルシャンのオーガニックワイン 2019年販売数量前年比が約1.6倍に拡大

オーガニックワインとは、国際有機農業運動連盟(IFOAM)にのっとったワインを指します。メルシャンでは、農薬や化学肥料を使用しない有機栽培のブドウを使用していること、認証機関の認証を得ているオーガニックワインを輸入しています。当社は「メスタ・オーガニック」、「ベル・フルール」、「ドメーヌ・カズ」、「ラ・コロンバ・ピッコラ」、「コドーニュ バルセロナ 1872」などのオーガニックワインを多数ラインアップしています。

メルシャンのチリワイン

メルシャンは、チリNO.1※2ワイナリー コンチャ・イ・トロ社の中価格帯ブランド「カッシェロ・デル・ディアブロ」、デイリーワインブランド「フロンテラ」に注力し、それぞれの魅力・価値をお伝えしてきました。

  • ※2 INTELVID-Chile 2018
「カッシェロ・デル・ディアブロ」 ~「悪魔の蔵」伝説を持つ、プレミアム・チリワイン~
  • 「カッシェロ・デル・ディアブロ」とは
    1883年に創業され、130年以上の歴史を誇るチリのコンチャ・イ・トロ社が造るプレミアム・ワインです。あまりのおいしさから盗み飲みが絶えなかったため、創立者ドン・メルチョー氏が「この蔵には悪魔が棲んでいる」という噂を流したところ、その噂は炎のように瞬く間に広まり、その美酒を守ったという伝説を持つワインです。
  • 「カッシェロ・デル・ディアブロ ペドロ・ヒメネス」 3月3日(火)新発売
    緑がかった明るく透明感のある淡い黄色。フローラルでチャーミングな香りとフルーティーな柑橘系のアロマが感じられます。柔らかく心地よい口当たりにいきいきとした酸が爽やかなワインです。
「フロンテラ」 ~2019年の販売数量は3年連続過去最高を達成~
  • 「フロンテラ」とは
    ブドウ品種の特長をシンプルに表現した豊富なラインアップと、手頃な価格でありながら、フレッシュでバランスがよい飲み飽きない味わいが特長です。2019年の年間販売数量は前年比+1%と堅調で、61万ケース(750ml×12本換算)を達成し、3年連続となる過去最高を記録しました。
  • 「フロンテラ」 スタンダードシリーズ パッケージをリニューアル
    3月中旬より順次発売
    ブランドの重要な要素はそのままに、“シンプルに”“直接的に”“わかりやすく”ブランドメッセージをお伝えしていきます。

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