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[食領域]

「シャトー・メルシャン」元工場長の浅井昭吾氏にまつわる映画

「ウスケボーイズ」香港初公開を後援

~輸出好調の香港にて「シャトー・メルシャン」のプロモーションを展開~

  • その他

2019年6月20日

メルシャン株式会社

メルシャン株式会社(社長 長林道生)は、「シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー」(山梨県甲州市)の元工場長・浅井昭吾氏にまつわる、日本ワインを題材とした映画「ウスケボーイズ」の6月22日(土)の香港での初公開を後援します。
当日の映画上映後には、「シャトー・メルシャン」のテイスティング・パーティーが開催され、「シャトー・メルシャン」チーフ・ワインメーカー 安蔵光弘、映画の監督である柿崎ゆうじ氏ほか、映画に出演している女優・俳優も日本から参加し、「シャトー・メルシャン」をはじめとする、日本ワインの認知拡大を図ります。

当社は、2017年より「シャトー・メルシャン」の香港への輸出を開始しました。その後、3つ星レストランや香港でも人気のホテルで取り扱いいただくなどの好評を受け、2018年12月には海外で初となる「シャトー・メルシャン 新ポートフォリオ発表会」を香港にて開催しました。2019年も、高級会員制クラブでの新規採用の決定や、「シャトー・メルシャン」のワインメーカー自らがワインの説明をする、スペシャル・ディナーを開催するなど、さまざまな取り組みを推進しています。

メルシャンは、「シャトー・メルシャン」のみならず、日本ワインのさらなる価値向上のため、日本を代表するワイナリーとして、国内外での認知拡大を目指した活動を継続し、日本のワイン産業発展に貢献します。

<「ウスケボーイズ」香港初公開>について

イベント名
「ウスケボーイズ」香港初公開&テイスティング・パーティー
日時
2019年6月22日(土) 14:30~17:30
内容
「ウスケボーイズ」上映、「シャトー・メルシャン」テイスティング・パーティー
会場
Downtown
2/F, The Wave, 4 Hing Yip Street, Kwun Tong,
Kowloon, Hong Kong
ゲスト
「シャトー・メルシャン」チーフ・ワインメーカー 安蔵光弘
映画監督 柿崎ゆうじ氏、俳優 出合正幸氏
女優 竹島由夏氏・伊藤つかさ氏
プロデューサー 古谷謙一氏
主催
Umai Magazine
後援
メルシャン株式会社

メルシャン株式会社は、ワイン事業スローガン「ワインのおいしい未来をつくる。」のもと、ワインのある豊かな時間を通じて、人と人とのつながりを楽しんでいただけるよう、さまざまな提案を続けていきます。

浅井昭吾(ペンネーム:麻井宇介)氏について

1930年~2002年。東京工業大学工学部卒。
メルシャンのルーツの一つである大黒葡萄酒株式会社を経て、三楽オーシャン(現メルシャン株式会社)藤沢工場長、同勝沼工場(現シャトー・メルシャン)長、理事を歴任。国立民族学博物館共同研究員、山梨ワイン酒造組合会長も務めた。
明治から昭和の中期にかけて、甘味果実酒用ブドウ品種のコンコードやナイアガラの一大産地であった長野県塩尻市の桔梗ヶ原地区において、本格的な赤ワインを造るため、欧州系ブドウ品種を模索。改植に当たり、多品種ではなく、メルローに絞った改植を決断・実行し、世界にも通用する品質の「シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原メルロー」の誕生につながった。「甲州シュール・リー」の醸造技術を、山梨県全体のワイン産業振興のため、勝沼の近隣ワイナリーへ公開、各地の栽培地で欧州系品種の栽培を進め、食事と本格ワインを合わせて楽しむ文化を目指すなど、数々の功績があり、“現代日本ワインの父”と称されている。
メルシャンはもちろん、日本ワイン業界、特に若い日本ワインの造り手を鼓舞し続けた影響力は大きく、現役の多くのワインの造り手から慕い続けられている。著書「ワインづくりの思想」「ワインづくりの四季」等は、名著として現在も読み継がれている。

「シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原メルロー」の軌跡

①桔梗ヶ原、世界へはばたく

桔梗ヶ原のメルローで仕込んだワインは当初、他品種とのブレンドだった。だが1985年の秋、優れたメルローが収穫される。毎年、学識経験者や著名レストランのソムリエを招いて開かれる「メルシャンの新酒を唎く会」でも高く評価されたことから、選りすぐりのロットについて単独の瓶詰めを決定。欧州系品種初のプレステージ赤ワイン「信州桔梗ヶ原メルロー1985」が1989年に誕生する。
その初リリース品が、スロヴェニア(旧ユーゴスラヴィア)の首都リュブリアーナで開かれる国際ワインコンクールにおいて、見事大金賞を受賞。国内外に日本ワインの可能性を示す大きな一歩を刻んだ。さらに1986年ヴィンテージも大金賞、続いて1997年ヴィンテージも金賞という快挙を成し遂げた。メルローを植栽して13年。決して平坦ではなかったその道のりに、一筋の光明が差し込んだ。

②日本ワイン、新しい時代へ

1991年5月、パリのレストラン「ムーラン・ヴィラージュ」で開かれたグルメ誌「Gault Millau」主催のブラインド・テイスティング。世界の名だたるソムリエと十数名のそうそうたる専門家が集まる中、「信州桔梗ヶ原メルロー 1985」は最高得点を獲得、その実力を証明した。
同じ年、アメリカのワイン専門誌「ワイン・スペクテイター」が世界のトップワイナリーを招待してニューヨークで開催する世界最大級のワイン・イベント「ニューヨーク・ワイン・エクスペリエンス」に、日本で唯一シャトー・メルシャンが招待される。世界屈指のテイスティングイベントに招かれる栄誉を得たことで、日本のワインは新しい時代を迎える。

③さらなる高みを目指して

1998年、シャトー・マルゴーの総支配人だったポール・ポンタリエ氏を醸造アドバイザーに迎える。来日したポンタリエ氏は、桔梗ヶ原を視察、棚式の畑を見て、「品質を追求するなら、垣根式へ転換すべき」とアドバイス。これを受け、1999年より小規模ながら塩尻市に自主管理畑を設置、垣根式栽培をスタートする。棚式は落ち着きのある複雑な味わいとなる一方、垣根式は力強く凝縮感がある味わいとなる。
世界レベルの味と香り豊かなワインを造るため、ブドウ自体の品質向上を目指し、収量制限、着果量や糖度の計測、2002年からは木桶発酵の導入、選果台の導入による不良果の徹底除去、そしてワイナリーのリニューアルなど、あらゆる策を講じていく。

④フィネス&エレガンス、その新たなステージへ

2010年代、世界のワインスタイルは、濃厚な力強さから、繊細さ・優雅さ・上品さを求める“フィネス、バランス、エレガンス”へと回帰していく。そうした潮流の変化をいち早く捉え、「シャトー・メルシャン」は2000年代はじめから、“フィネス&エレガンス”、つまり“調和のとれた上品な味わい”を目指し、産地のブドウの個性を生かす、優しく丁寧な醸造によるワイン造りを心がけてきた。その成功例が「桔梗ヶ原メルロー」であり、その挑戦は、新たなステージに向けて、これからも続く。

映画「ウスケボーイズ」概要

ストーリー

「教科書を破り捨てなさい」

岡村(渡辺大)、城山(出合正幸)、高山(内野謙太)、上村(竹島由夏)、伊藤(寿大聡)は「ワイン友の会」の仲間で、集っては世界中のワインを嗜んでうんちくを語り合っていた。ある夜、日本のぶどうを使ったワインがフランスワインより美味しいはずがないと決めつけていた彼らは、仏vs日本ワインでブラインドのテイスティング会を開催する。予想は外れ、世界に通用する「桔梗ヶ原メルロー」の存在を知った彼らは、この世界レベルのワインを生んだ麻井宇介(橋爪功)に憧れ、ワイン用のぶどう栽培は困難と言われたこの日本の地で麻井の思想を受け継ぎながら常識を覆すワイン造りに没頭していく。しかし、ぶどう畑は大雨・雹・病害などに見舞われ・・・。果たして、日本のワインに革命を起こすことはできるのか?
実話をもとに描かれたウスケボーイズの物語。

渡辺 大

出合正幸 内野謙太 竹島由夏

金子 昇 寿大 聡 須田邦裕 上野なつひ
升 毅 萩尾みどり 清水章吾 岩本多代 柴 俊夫 田島令子
小田島 渚 大鶴義丹 柳 憂怜 伊吹 剛

和泉元彌 伊藤つかさ 安達祐実 橋爪 功

エグゼクティブプロデューサー:柿崎ゆうじ プロデューサー:古谷謙一 前田茂司
原作:河合香織『ウスケボーイズ 日本ワインの革命児たち』小学館

監督:柿崎ゆうじ

主題歌:Yucca「風の未来」テイチクエンタテインメント
脚本:中村 雅 音楽:西村真吾 ラインプロデューサー:善田真也 キャスティングプロデューサー:伊東雅子
撮影:北 信康(J.S.C.)
照明:渡部 嘉 録音:小林圭一 美術:泉 人士 編集:神谷 朗 音響効果:西村洋一 記録:高橋久美子
スタイリスト:前田勇弥 助監督:山口将幸 制作担当:柄本かのこ VFXスーパーバイザー:太田垣香織
製作協力:エーチーム・アカデミー ビーテックインターナショナル オーガニックレストラン・セタ
制作プロダクション:楽映舎 企画・製作・配給:カートエンターテイメント
宣伝プロデューサー:廿樂未果 配給協力:REGENTS
2018年/102分/シネスコ/5.1ch
©河合香織・小学館 ©2018 Kart Entertainment Co., Ltd.

2018年10月20日(土)より全国ロードショー
2019年7月3日(水)よりDVDリリース・ネット配信開始

<公式HP>usukeboys.jp

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