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[食領域]

「京都産原料100%ビールプロジェクト」への参加について

  • その他

2018年8月30日

キリンビール株式会社

スプリングバレーブルワリー株式会社(社長 和田徹、以下SVB)は、2018年8月30日付で発足する「京都産原料100%ビールプロジェクト」にSVB京都を通じて参加します。このプロジェクトを通じて、京都全体の活性化に貢献するとともに、新たなビール文化創造を目指した活動を展開していきます。

「京都産原料100%ビールプロジェクト」は、ビールの原料生産から醸造、飲食店等での提供まで、各産業が密接につながるビール産業の新しいモデル(「畑からグラスまで Field to Glass」)を京都の地で確立することを目指す長期的な取り組みです。
まず第1弾として、大麦麦芽やホップなどの主原料に京都産素材を一部用いて醸造した商品を、地域の原料生産者や醸造者と連携しながら開発し、2018年秋を目途にSVB京都で限定販売します。2019年からは京都産原料の使用比率を徐々に高めながら数回にわたり限定醸造するほか、京都産酵母の実用化にもチャレンジするなど取り組みを加速し、2020年時点で京都産原料100%品の醸造を実現させる予定です。同年は日本でオリンピックが開催される年でもあり、世界からの注目度が一層高まることから、世界に誇る日本ならではのビールとして、京都から発信していきたいと考えています。

ビールは大麦やホップをはじめとする農作物からできる自然の恵みです。SVBでは、その原料を地元産にこだわり、地域の歴史・風土や食文化をビールづくりに反映させるなど、京都におけるバリューチェーンがつながることで生まれる価値を一杯のビールに込め、新たなおいしさを京都のお客様に提供していきます。

「京都産原料100%ビールプロジェクト」概要

参加団体

醸造者
黄桜京都麦酒、京都町家麦酒醸造所、丹後王国クラフトビール、一乗寺ブリュワリー、西陣麦酒、スプリングバレーブルワリー京都、ウッドミルブルワリー・京都、Kyoto Beer Lab.
原料生産者
農事組合法人河原林、並河農家組合、馬路町農作業受託組合
京都与謝野ホップ生産者組合、JA 全農京都、JA 京都
研究機関
京都学園大学、キリン
自治体
京都府、亀岡市、与謝野町
  • 注)参加団体すべてがただちに京都産原料を使ったビールの醸造などを始めるわけではありません。
    上記スタートメンバーに加え、その他の醸造者・原料生産者・自治体・販売店など、広く参加者を募っていく予定です。

ロードマップ

2018年
京都産原料を一部使用したビールの限定醸造を開始
2019年
京都産酵母を使用したビール醸造への挑戦
2020年
京都産原料を100%使用したビールの限定醸造、京都産大麦の府内での製麦への挑戦
2021年以降
関連産業への波及、ビアツーリズムの発展、大学との共同研究開始、モデルの各地への展開など

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