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[食領域]

キリンビール社、サッポロビール社、サントリービール社、アサヒビール社による関西・中国-九州間における共同モーダルシフト開始について

CO2排出量約1,500t(従来比で約74%)の削減を試算

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2018年4月3日

キリンビール株式会社
サッポロビール株式会社
サントリービール株式会社
アサヒビール株式会社

キリンビール株式会社(社長 布施孝之)、サッポロビール株式会社(社長 髙島英也)、サントリービール株式会社(社長 山田賢治)、アサヒビール株式会社(社長 平野伸一)は、物流部門での環境負荷の低減および長距離トラック輸送の削減によるドライバー不足への対処を目的に、関西・中国-九州間の社内輸送において共同でモーダルシフトに取り組むことで合意しました。2018年4月9日(月)から開始します。

関西・中国から九州へ向かうビール4社の専用列車には、各社の物流拠点から最寄りのJR貨物ターミナル駅を経て、JR大阪貨物ターミナル駅とJR岡山貨物ターミナルに集められた商品(主に酒類・飲料)を積み込みます。九州に到着した商品は、各社の最寄りにあるJR貨物ターミナル駅から、それぞれの物流拠点へ配送されます。専用列車は、年間を通じて毎週月曜日に運行する予定です。

一方、九州から関西・中国へ向けた輸送は、九州地区にある各社の製造・物流拠点からJR福岡貨物ターミナル駅に集めた商品を、同区間の空きコンテナの輸送枠を活用して毎日運行する予定です。

この取り組みにより、4社合計で、大型トラック2,400台相当の長距離輸送能力を鉄道コンテナで確保し年間のCO2排出量が約1,500t(従来比で約74%)削減できると試算しています。

ご参考:関西・中国-九州間における共同物流のスキーム

キリンビール社、サッポロビール社、サントリービール社、アサヒビール社は、世界的に関心が高まっている温室効果ガス対策や、長距離トラック輸送のドライバー不足に伴う物流インフラのひっ迫に対して、環境にやさしく持続可能な物流の共同展開を進めてきました。引き続き「競争と協調」の視点から既存の枠組みを超えた協力体制を構築することで、さらなる持続可能な社会への貢献を目指していきます。

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