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[食領域]

2015年のワイン消費数量 4年連続過去最高※1を更新

日本の生活にワインが浸透し、一人当たりのワイン消費数量は10年前の1.6倍※2

  • その他

2017年6月27日

メルシャン株式会社

消費数量は4年連続で過去最高を更新、10年前の1.5倍に

  • 消費数量は、2014年に続き2015年も過去最高を更新しました。伸長率は、前年+5.6%と2014年の伸び率(前年+5.5%)を上回ったほか、1998年頃の第6次ワインブームの消費数量を超えて拡大中です。

人口一人当たりの消費数量は、10年前の1.6倍に

  • 2015年の人口一人当たりの消費数量は、ワインボトルで約4本と10年前の1.6倍となり、他の酒類と比較すると少ないものの大幅に伸長しています。

国内製造ワイン消費数量は11万KL台に。日本ワイン人気拡大で製造所数も急増※3

  • 2015年の国内製造ワイン消費数量は前年+4.2%と伸長し、第6次ワインブーム後の1999年以来16年ぶりに11万KLを超え110,360KL※4となりました。「無添加」や「機能系」の拡大に加え、日本でのワインづくり開始から2017年で140年を迎える日本ワインの品質向上による人気の高まりにも注目が集まっています。
  • 2016年11月の国税庁調査では2015年の日本ワイン製造数量は国内製造ワイン全体の18.4%でした。

スティルワインの輸入数量は2年連続チリワインが第一位に※5

  • 2016年もチリワインの輸入数量が2年連続で国別輸入数量第一位となりました。チリワインは10年前の約6.3倍と大きく輸入数量を伸ばしています。
  • 輸入ワイン全体に占める構成比も、チリワインが29.3%と昨年から+1.5%増加し、今後も日本のワイン市場で存在感を増すことが予想されます。

日本の一人当たりの年間ワイン消費数量はボトル約4本分※6、フランスは約69本

  • O.I.V.(国際ワイン・ブドウ機構)の統計では、2015年の日本の一人当たりの年間ワイン消費量は3.2Lで、ポルトガルが54.0L、フランスが51.8Lなど世界各国と比較すると数量は依然として小さいものの、日本の消費数量は着実に伸長しており、今後さらにワインの日常化が進んでいくと予測されます。
  • ※1 国税庁発表の2015年4月-2016年3月の1年間の消費数量実績。課税数量とは異なる。
  • ※2 人口一人当りは住民基本台帳により算出(沖縄県分は含まない)
  • ※3 国税庁発表の2015年3月31日時点の果実酒製造免許場数367のうち果実酒を実際に製造していると想定される場所数280。
  • ※4 国税庁発表の2015年4月-2016年3月の1年間の消費数量実績。国際・輸入別構成比は課税数量を元にしたメルシャン推計
  • ※5 財務省関税局調べによる「ぶどう酒(2L未満)」の数量推移。
  • ※6 0.I.V.(国際ブドウ・ワイン機構)発表資料による。

参考:当社2016年概況

  • ワイン販売数量は前年+1%と市場が前年並みで推移する中、わずかながら市場を上回りました。輸入ワインは+7%と市場を上回って大きく伸長しました。なかでもチリワインは前年+12%と好調に推移しました。
  • 国内製造では「おいしい酸化防止剤無添加ワイン」が+2%、ワイン市場の裾野を広げる役割を担う「ギュギュッと搾ったサングリア」が+38%と伸長したことに加え、11月には2015年3月新発売時からの累計販売数量が約300万本を達成しました。
  • 日本ワインフラッグシップブランドである「シャトー・メルシャン」は、国内外コンクールで多数受賞し日本ワインの価値向上に貢献しました。また2027年までに約60haの畑を開拓すべく2016年は新たに約20haの畑を開園しました。
  • 輸入ではチリワインが特に好調に推移し、中高価格帯の「カッシェロ・デル・ディアブロ」が+45%、「プードゥ」が+192%と大きく伸長しました。

メルシャン株式会社は、ワイン事業スローガン「ワインのおいしい未来をつくる。」のもと、ワインのある豊かな時間を通じて、人と人とのつながりを楽しんでいただけるよう、さまざまな提案を続けていきます。

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