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[食領域]

「復興応援 キリン絆プロジェクト」
「気仙沼メカジキブランド化推進委員会」(宮城県気仙沼市)に支援金を助成

~“生産から食卓までの支援”をテーマに、
「気仙沼メカジキの高付加価値化による『食のまち 気仙沼』プロジェクト」を応援~

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2016年4月7日

キリンビール株式会社

キリンビールマーケティング株式会社(社長 布施孝之)は、宮城県気仙沼市「気仙沼メカジキブランド化推進委員会」(委員長 菅原昭彦)が取り組む「気仙沼メカジキの高付加価値化による『食のまち 気仙沼』プロジェクト」への支援金として、総額2,500万円を公益財団法人 日本財団(会長 笹川陽平)の協力のもと4月7日(木)に助成します。

震災から5年が過ぎ、復旧・復興の兆しが見えてくる中、水産業も回復してきていますが、震災前の状態には未だ戻っていません。基幹産業である水産業の活性化は気仙沼にとって、非常に重要なテーマとなっています。今回、気仙沼の主要魚種の一つであるメカジキに着目し、メカジキを含めた食による街づくりやブランド作りに成功しているヨーロッパの先進地を視察し、気仙沼でのメカジキのブランド化に繋げることに挑戦します。三陸沖の豊饒な漁場をもった日本有数の漁港である気仙沼では、オンリーワンの魚種でもあるメカジキの知名度向上・ブランド化を目指して、推進メンバーとして気仙沼市も加わり「気仙沼メカジキブランド化推進委員会」が2015年9月に結成されました。商工会議所・飲食事業者・水産加工業者・生産団体・流通事業者・行政などさまざまな関係者が参加し、地域全体として『気仙沼のメカジキ』のブランド化を推進して行きます。メカジキの街「気仙沼」という新たな価値を創造することで、観光客の誘致にも繋げていき、将来的には「食の街 気仙沼」を目指し、観光客のみならず料理人が気仙沼に学びに来るような街としていきたいと考えます。
今回の助成は、「気仙沼メカジキブランド化推進委員会」が、商工会議所・飲食事業者・水産加工業者・生産団体・流通事業者・行政などと協働で行う「気仙沼メカジキの高付加価値化による『食のまち 気仙沼』プロジェクト」に対するもので、ブランド育成、商品開発、情報発信などに活用されます。

キリングループは、2011年に東日本大震災の復興支援活動として「復興応援 キリン絆プロジェクト」を立ち上げ、「絆を育む」をテーマに「地域食文化・食産業の復興支援」「子どもの笑顔づくり支援」「心と体の元気サポート」の3つの幹でグループ各社が一体となり展開しています。
当プロジェクトでは、復興支援として2014年までの3年間で約60億円を拠出してきました。当初、活動期間は3年間の予定でしたが、復興の現状を踏まえ、未来につながる絆を育むことを目指し2015年以降も引き続き、食に携わる企業として“生産から食卓までの支援”をテーマとした農業や水産業に対する地域のニーズに合った支援活動を行っています。

被災地における水産業支援では、水産業への復興支援第1ステージとして、震災後から2012年まで、東日本大震災により被害を受けた「養殖業の復興」に取り組み、岩手県はわかめ、宮城県はかき、福島県は青のりを中心に、養殖再開に向けた養殖設備の復旧のための支援金額は、4億2,220万円となりました。2013年からは、復興支援第2ステージとして、“生産から食卓までの支援”というテーマのもと、生産支援だけでなく、水産物のブランド育成支援、6次産業化に向けた販路拡大支援、将来にわたる担い手・リーダー育成支援などを展開し、被災3県で総額10億円の助成を行う予定です。
なお、宮城県では、水産業復興支援第2ステージとして、今回の助成を含めて、17案件4億7,000万円の助成を行っています。
キリングループは、あたらしい飲料文化をお客様と共に創り、人と社会に、もっと元気と潤いをひろげていきます。

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