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[食領域]

「復興応援 キリン絆プロジェクト」、宮城県南三陸町「南三陸ブランド戦略協議会」3団体に支援金を助成

~“生産から食卓までの支援”をテーマに、「海・山・里・海産物・農産物 南三陸ブランド確立プロジェクト」を応援~

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2015年7月8日

キリンビール株式会社

キリンビールマーケティング株式会社(社長 布施孝之)は、宮城県南三陸町「南三陸ブランド戦略協議会」3団体が取り組む、「海・山・里・海産物・農産物 南三陸ブランド確立プロジェクト」への支援金として、総額6,000万円を公益財団法人 日本財団(会長 笹川陽平)の協力のもと7月8日(水)に助成します。

今回の助成は、震災によって大きな被害を受けた宮城県南三陸町での、水産物のブランド育成と6次産業化による販路の拡大を図るため、「南三陸ブランド戦略協議会」に属する歌津・志津川・戸倉地区の3団体が、地元の水産業生産者・宮城県漁業協同組合志津川支所・水産加工会社等と協働で取り組む「海・山・里・海産物・農産物 南三陸ブランド確立プロジェクト」に対するものです。本プロジェクトは、「歌津うんめぇもの研究会」(会長 千葉孝浩)が取り組む「南三陸海山(うみやま)の幸プロジェクト」、「南三陸おふくろの味研究会」(会長 小山れえ子)が取り組む「食を通して幸せを届けるプロジェクト」、「戸倉漁師の会」(会長 松岡孝一)が取り組む「南三陸漁師のごはんプロジェクト」の3つのプロジェクトで構成され、南三陸町や観光協会とも連携し、地域の活性化に繋がる1次産業のモデルづくりに取り組みます。今回の助成金は、各地区での海産物・農産物のブランディング、加工品開発、販売強化や、「南三陸ブランド戦略協議会」として3団体が協同・連携して行うブランディング活動、情報発信などで活用されます。

キリングループは、2011年に東日本大震災の復興支援活動として「復興応援 キリン絆プロジェクト」を立ち上げ、「絆を育む」をテーマに「地域食文化・食産業の復興支援」「子どもの笑顔づくり支援」「心と体の元気サポート」の3つの幹でグループ各社が一体となり展開しています。今回の助成は、3つの幹の一つである「地域食文化・食産業の復興支援」として実施するものです。
当プロジェクトでは、復興支援として2014年までの3年間で約60億円を拠出してきました。当初、活動期間は3年間の予定でしたが、復興の現状を踏まえ、未来につながる絆を育むことを目指し2015年以降も引き続き、食に携わる企業として“生産から食卓までの支援”をテーマとした農業や水産業に対する地域のニーズに合った支援活動を行っています。

被災地における水産業支援では、水産業への復興支援第1ステージとして、震災後から2012年まで、東日本大震災により被害を受けた「養殖業の復興」に取り組み、岩手県はわかめ、宮城県はかき、福島県は青のりを中心に、養殖再開に向けた養殖設備の復旧のための支援金額は、4億2,220万円となりました。2013年からは、復興支援第2ステージとして、“生産から食卓までの支援”というテーマのもと、生産支援だけでなく、水産物のブランド育成支援、6次産業化に向けた販路拡大支援、将来にわたる担い手・リーダー育成支援などを展開し、被災3県で総額10億円の助成を行う予定です。なお、宮城県では、水産業復興支援第2ステージとして、今回の助成を含めて、13案件、総額4億1,200万円の助成となりました。

キリングループは、あたらしい飲料文化をお客様と共に創り、人と社会に、もっと元気と潤いをひろげていきます。

※「南三陸 歌津・志津川・戸倉ブランド戦略協議会」は、
①「歌津うんめぇもの研究会」(会長:千葉 孝浩)<歌津地区>
(プロジェクト名:「南三陸海山(うみやま)の幸 プロジェクト」)
②「南三陸おふくろの味研究会」(会長:小山 れえ子)<志津川地区>
(プロジェクト名:「食を通して幸せを届ける プロジェクト」)
③「戸倉漁師の会」(会長:松岡 孝一)<戸倉地区>
(プロジェクト名:「南三陸漁師のごはん プロジェクト」)
の3団体の総称です。
各団体は、南三陸の食の6次産業化およびブランド化を通して地域の人々の暮らしを豊かにしていくことを目的とします。同時に1次・2次・3次産業が連携する意義を広く伝え、新しい地域産業の在り方と地域の暮らし方を社会に示し、地域社会の発展に貢献することを推進するために、「南三陸ブランド戦略事務局」(事務局長:小野寺 文夫)を設立し、南三陸3地区各会の協働・連携での取り組みを行っていきます。

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