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KIRIN News Release

2012年10月10日

「復興応援 キリン絆プロジェクト」宮城県漁業協同組合に支援金を助成
〜“生産から食卓までの支援”をテーマに、かきの養殖再開を応援〜

 キリンビール株式会社(社長 磯崎功典)は、キリングループで展開している「復興応援 キリン絆プロジェクト」の一環として、被災地のかきの養殖再開に向け、宮城県漁業協同組合(宮城県石巻市)に対し、「かき・わかめ保管冷蔵庫施設(鮮かき共販施設※1)復旧事業」、および、「かき養殖施設におけるフォークリフト他大型重機等設備」の支援金として2億1,280万円を公益財団法人日本財団(会長 笹川陽平)の協力のもと、10月10日に助成します。
 また、キリングループ社員から集めた募金と、キリンホールディングス株式会社(社長 三宅占二)からの支出を合わせて、1,370万7,664円をかき養殖事業復旧のために贈呈します。

  • ※1 水揚げされたかきは、かき処理場で洗浄水に浸した後、殻むきされ、専用の出荷ケースに詰められる。その後、漁協が集荷し、鮮かき共販施設に持ち込まれ冷蔵保管され、入札にかけられる。宮城県の鮮かき共販施設は、気仙沼、石巻、塩釜の3カ所にあったが、震災により気仙沼と石巻は流失していた。このたび完成した施設は、生食用かきの安全で安心な生産・供給体制を再構築するために、鮮度保持、衛生管理の高度化が図れるHACCP(高度衛生管理)対応型の施設となっている。

 キリングループは、東日本大震災の復興支援活動として、2011年に「復興応援 キリン絆プロジェクト」を立ち上げました。3年間で約60億円を拠出し、「絆を育む」をテーマに「地域食文化・食産業の復興支援」「子どもの笑顔づくり支援」「心と体の元気サポート」の3つの幹でグループ各社が一体となって展開しています。
 今回は、3つの幹の一つである「地域食文化・食産業の復興支援」として実施するものです。食に携わる企業として復興に貢献したいとの思いから、キリングループの中でもキリンビール社が中心となり、“生産から食卓までの支援”をテーマとした農業や水産業に対する支援活動を3年間にわたり継続的に実施しています。

 水産業については、養殖業の復旧に取り組み、2011年12月に公益財団法人日本財団に4億円を拠出し、同財団の協力のもと、岩手県はわかめ、宮城県はかき、福島県は青のりなどの養殖事業の再開への支援を各県漁連・漁協を通じて開始しました。
 宮城県漁業協同組合には、鮮かき共販施設復旧事業の支援金として7,850万円、また、生産者の方々に対し、同漁協を通じ、生かき出荷専用ケース「かきタル※2」の支援金として6,711万円、かき養殖施設におけるフォークリフト他大型重機、並びにかき殻粉砕機等設備の支援金として、6,719万円、合計2億1,280万円を助成します。

  • ※2 定量10kgの透明なプラスチック容器で、流通途上での混入等を防止する目的で開封後の再使用ができない仕組みとなっている。

 今後は、“生産から食卓までの支援”というテーマのもと、生産支援だけでなく、農産物や水産物のブランド育成支援を通じた販路拡大、未来の担い手の育成支援などについても検討していきます。被災地の一日も早い復興を祈念するとともに、キリングループとして、引き続き被災地の皆様の支援に尽力していきます。
 キリングループは「おいしさを笑顔に」をグループスローガンに掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。

【お問い合わせ先】
キリンビール お客様相談室 フリーダイヤル:0120-111-560
【キリンホームページ】
https://www.kirin.co.jp/