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KIRIN News Release

2012年9月10日

<参考資料>「復興応援 キリン絆プロジェクト」気仙沼茶豆のブランド育成を支援
〜収穫した気仙沼茶豆を全国のキリンシティ38店舗とレストラン「キリンビアポート仙台」で取り扱い決定〜

 キリンビール株式会社(社長 磯崎功典)は、キリングループで展開している「復興応援 キリン絆プロジェクト」の一環として、被災地の営農再開に向け、南三陸農業協同組合(代表理事組合長 高橋正)に対し、農業機械70台分の購入資金3,595万円を公益社団法人日本フィランソロピー協会(理事長 橋陽子)の協力のもと6月6日に助成しました。このたび、南三陸農業協同組合と連携し、復活した気仙沼茶豆を地域ブランドとしてPRするため、その資金に基づき購入された農業機械を使用し、9月8日に「気仙沼茶豆収穫祭」を実施しました。

 南三陸農業協同組合は、東日本大震災で被災した農地で気仙沼茶豆の生産に取り組んでおり、震災から2年目の今年、本格的な収穫の時期を迎えました。収穫された気仙沼茶豆をグループ会社でビアレストランを展開する全国のキリンシティ38店舗と、キリンビール仙台工場内のレストラン「キリンビアポート仙台」で9月10日から取り扱うことで、気仙沼茶豆を全国に広め、ブランド育成を支援していきます。

 キリングループは、東日本大震災の復興支援活動として、2011年に「復興応援 キリン絆プロジェクト」を立ち上げました。3年間で約60億円を拠出し、「絆を育む」をテーマに「地域食文化・食産業の復興支援」「子どもの笑顔づくり支援」「心と体の元気サポート」の3つの幹でグループ各社が一体となって展開しています。
 3つの幹の一つである「地域食文化・食産業の復興支援」については、食に携わる企業として復興に貢献したいとの思いから、キリングループの中でもキリンビール社が中心となり、“生産から食卓までの支援”をテーマとした農業や水産業に対する支援活動を3年間にわたり継続的に実施しています。
 農業支援については、岩手県・宮城県・福島県の津波被害などで農業機械を失った被災農家に農業機械の購入資金を助成する「東北『復耕』サポート」を開始し、2012年10月までに公益社団法人日本フィランソロピー協会の協力のもと、JAグループと連携し稼動していない中古農業機械のリユースを活用するなどして、農業機械合計約340台、購入資金約4.6億円を助成する予定です。
 水産業支援については、公益財団法人日本財団の協力のもと、被災3県の県漁連・漁協と連携し、「養殖業の復興」に取り組み、岩手県はわかめ、宮城県は牡蠣、福島県は青のりを中心に、養殖設備の復旧に約4億円を助成する予定です。

 今後も、“生産から食卓までの支援”というテーマのもと、生産支援だけでなく、農産物や水産物のブランド育成支援を通じた販路拡大、未来の担い手の育成支援などについて検討していきます。被災地の一日も早い復興を祈念するとともに、キリングループとして、引き続き被災地の皆様の支援に尽力していきます。
 キリングループは「おいしさを笑顔に」をグループスローガンに掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。

【お問い合わせ先】
キリンビール お客様相談室 フリーダイヤル:0120-111-560
【キリンホームページ】
https://www.kirin.co.jp/