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KIRIN News Release


低炭素社会の実現に向けたキリンビバレッジの環境への取り組み
「環境チャレンジ宣言」を策定し、環境負荷低減のために様々な取り組みを推進

2010年5月28日

 キリンビバレッジ株式会社(社長 前田仁)は、キリングループが掲げているCSRの中期的なテーマ“自然・社会との共生をめざす「低炭素企業グループの実現」”に向けて、「環境チャレンジ宣言」を発信し、環境負荷低減のために様々な取り組みを行い、CO2排出量の削減を推進しています。

 当社では、企業市民として環境保全活動に携わっていきたいと考えており、事業活動に伴って発生する様々な環境負荷の低減も重要な経営課題の一つとしています。
 事業活動においては、商品開発・容器開発から、生産、物流、販売と、それぞれの工程で自然の恵みである水や原料などの資源を使い、CO2も排出しています。また、商品が消費された後には空容器の回収・リサイクルが必要になります。このような環境への負荷を少しでも低減するべく、その取り組みをより明確に社会に約束することを目的とした「環境チャレンジ宣言」を策定し、発信します。
 
〜「環境チャレンジ宣言」の主なチャレンジ項目〜

@事業における省資源への挑戦
 原材料の使用量削減、再使用、再資源化を積極的に推進します。使用量削減では、業界に先駆けて、63gから42gに軽量化した環境配慮型容器「ペコロジーボトル」を、2003年に「アルカリイオンの水」2Lペットボトル、その後「生茶」「午後の紅茶」などに採用し、商品を通じた環境にやさしい取り組みを継続して行っています。2009年までのPET樹脂削減量は累積で約25,300トン、CO2削減量は累積で約87,300トンとなります。今年はさらに軽量化を進め、PET樹脂使用量を2009年比で年間約1,400トン削減します。再資源化では、湘南工場と舞鶴工場で1998年から継続している、飲料生産時に発生する茶かすやコーヒーかすなどの廃棄物ゼロ(再資源化100%)の取り組みを今年も継続して行います。

A毎年1%のCO2排出量削減への挑戦
 製造・物流・営業のそれぞれの分野でCO2排出量削減への取り組みを強化します。製造分野では、舞鶴工場で使用する燃料を灯油から天然ガスへ転換することで、CO2排出量を年間約1,800トン削減します。物流分野では、鉄道輸送を積極的に利用するモーダルシフトを拡大し、CO2を年間約400トン削減します。営業分野では、省エネルギー効果の高いヒートポンプ方式自動販売機の割合を新規採用機の75%まで高めます。

B商品を通じた「環境イノベーション」への挑戦
 環境配慮型容器「ペコロジーボトル」を改良し、さらに持ちやすく注ぎやすいユニバーサルデザインを実現したNEW「ペコロジーボトル」を開発。また、「生茶」2Lペットボトルでは無糖茶国産最軽量(※)となる38gのペットボトルを5月下旬から導入、「アルカリイオンの水」では国産最軽量(※)35gのペットボトルを10月下旬から導入します。

 また、環境負荷低減の観点から、これまで発行していた紙冊子での環境報告書を廃止し、環境報告書PDF版とWEBサイト版を5月31日より当社ホームページ上に立ち上げ、キリンビバレッジの環境への取り組みについて、図表を用いてわかりやすく説明します。

キリングループは「おいしさを笑顔に」をグループスローガンに掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。

※2010年5月28日時点。


【お問い合わせ先】
キリンビバレッジ お客様相談室 フリーダイヤル:0120-595-955
【キリンホームページ】
https://www.kirin.co.jp/