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紅茶と暮らし研究所

紅茶と暮らし研究所では、紅茶の力によって
お客様の暮らしをより深く、豊かにするため、
もっと紅茶の力を知り、活かしていくために活動しています。

研究レポート vol.11

紅茶で生活習慣病対策!?紅茶による血糖値上昇の抑制

年末年始でついつい、好きなものを食べ過ぎていませんか…?

血糖値が高い状態が続くと、メタボリックシンドロームをはじめとした生活習慣病になるリスクとなり、また、老化現象につながる可能性もあります。とはいえ、ごはんやおもち、肉料理にパーティー料理、お菓子など…大好きな食べ物を我慢したくないですよね?

「紅茶と暮らし研究所」と早稲田大学、高見澤先生が行った紅茶に関する実験では、紅茶は、血糖値の上昇を抑制する結果が得られました。

おいしい紅茶と一緒に好きなものを食べて、血糖値の上昇を抑えられるなんて、一石二鳥ですね♪

試験1.糖分解酵素反応に対する紅茶の作用

【プロトコール説明】
マルターゼ※1と、マルトース、および各サンプル(タンニン値をそろえた茶)を一定量混合し、37℃で90分間保温して、マルターゼ反応を行いました。マルターゼ反応の分解物としてでてきたグルコース量をグルコースキット(和光純薬)を用いて算出しました。水と緑茶に比べて紅茶のほうがグルコース量が少ないことが分かりました。スクロースにおいても、ほぼ同様の結果が得られました。

  • ラット腸管由来の酵素液を用いた。

試験2.ヒトにおける血糖値の変化と紅茶の作用

健常女性 107名(水摂取群 54名、紅茶摂取群 53名)を対象に、空腹時に15分間かけてパンと同時に水および紅茶を摂取した時の血糖値の変化を確認しました。(パンを食べる前の空腹時の血糖値を0minの血糖値として表示)水に比べて紅茶摂取時のほうが、血糖値(血液中のグルコース量)が低く推移していることが分かります。

高見澤菜穂子先生

早稲田大学
ナノ・ライフ創新研究機構
規範科学総合研究所

学術博士
管理栄養士
高見澤菜穂子先生

血糖値上昇抑制の仕組み

紅茶が食後の血糖値の上昇を抑えるのはどうして?

パンやごはん等に含まれるでんぷんは、摂取された後、唾液中の酵素であるアミラーゼによってマルトースに分解され、次に小腸の消化酵素であるマルターゼによってグルコースに分解されます。
グルコースになると、糖は腸管へ吸収され、これが血糖値の上昇に繋がります。また、スクロースも同様に、スクラーゼによってグルコースとフルクトースに分解され、グルコースが血糖値の上昇の原因となります。
これまでの知見と今回の研究によって、紅茶は、酵素であるアミラーゼやマルターゼ、スクラーゼの活性を抑制することが分かりました。つまり、紅茶が糖の分解を抑制するため、腸管に吸収される糖の量が減り、血糖値の上昇が抑えられているのです。

血糖値があがると体に悪いの?

血糖値が急激に上がりすぎたり、その状態が続くと、様々な病気の原因になると言われています。メタボリックシンドロームや、脂質代謝異常、高血圧、糖尿病といった生活習慣病だけでなく、他の病気を引き起こす可能性もあります。

紅茶はいつ飲めばいいの?

マウスの動物試験において、デンプン投与前、投与中、投与後に紅茶または水を投与したときの血糖値の変化を確認しました。その結果、紅茶を投与した群は水を投与した群と比較して食後の血糖値の上昇を抑制することがわかり、特に投与中に紅茶を摂取させた場合に顕著な効果がみられました。この結果から、ヒトにおいても紅茶を飲みながら食事をとることで血糖値の上昇を抑制することが期待されます。

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