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紅茶と暮らし研究所

紅茶と暮らし研究所では、紅茶の力によって
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研究レポート vol.5

アンチエイジングと紅茶美容の権威が語る「抗糖化」とは

肌を老化させる要因には、日焼けなどによる「光老化」のほかに、「糖化(★)」というものがあるとご存じでしたか?
UVケアが充実している光老化対策と異なり、「糖化」対策はなかなか進んでいないようです。

さて、「紅茶と暮らし研究所」が行った紅茶に関する実験では、紅茶ポリフェノールは、コラーゲンの糖化を抑制する、という結果が得られました!

★糖化とは コラーゲンなどのタンパク質が、糖分と結びつき変性すること。
糖化が進むと肌や血管は老化するため、糖化抑制は老化抑制の指標と考えられる。

蛍光強度

「抗糖化(糖化を防ぐ)」の詳細は、美容の専門家・米井先生のコメントにてご確認ください。

米井嘉一

米井嘉一
(よねい よしかず)

同志社大学大学院
生命医科学研究科
アンチエイジング
リサーチセンター 教授

アンチエイジングで重要な「肌年齢]

美容、特にアンチエイジングを考えるうえで、肌の機能年齢に注目することは重要です。 肌の機能年齢には、しわ年齢、しみ年齢、うるおい年齢、もちはだ年齢、そして糖化年齢など、様々なものがあります。人それぞれ、肌の老化の仕方は異なりますので、個々人に合ったケアをする必要があります。

肌の老化を促進する5つの要因

肌の老化を促進する危険因子には、大きく次の5つがあります。①免疫ストレス ②酸化ストレス ③心身ストレス ④生活習慣 ⑤糖化ストレスです。糖化ストレスとは、『糖化』によるストレスのことです。糖化とは、耳慣れない言葉かもしれませんが、体を構成しているタンパク質に、体内の余分な糖が結びつく反応のことを言います。糖化反応が起きると、AGEs(Advanced glycation endproducts)と呼ばれる老化の原因物質が生成してしまいます。こうした危険因子を減らすよう心がけることが、アンチエイジングにつながるのです。

肌の老化を促進する危険因子

「糖化」対策の重要性

『糖化』に関して、もう少し詳しく考えてみたいと思います。『糖化』は、近年のアンチエイジング研究で注目が集まっている領域です。肌の老化の7割は『光老化』といわれていますが、残りはなにかというと、『糖化』によるところが大きいのです。しかも、『光老化』への意識や対策は、UVケア商品などかなり充実しているため、実質的な危害度は6割以下にまで下がってきているといわれています。

「糖化」による老化のメカニズム

それでは、糖化によって、具体的に体にどのような変化が起きるのでしょうか?肌のコラーゲンは3重らせん構造をしています。このコラーゲンが、体内の余分な糖と反応して『糖化』されると、らせん同士が架橋されて構造が壊れ、皮膚のハリや弾力性が失われます。『糖化』によって生じるAGEs は黄褐色をしているので、肌の黄ばみにもつながります。さらに『糖化』は、様々な疾患とも関わっていることが分かっています。こうした疾患には、動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中・白内障など、加齢に伴う重大な疾患があげられます。

コラーゲンの3重らせん構造と糖化

「糖化」を防ぐには

『糖化』を防ぐために私たちができることはなんでしょうか?『糖化』は、体内の余分な糖との反応ですので、血糖値の急激な上昇に気をつかうことが大切です。血糖値が160mg/dl 以上となると、『糖化』がすすみやすくなります。ですので、食事の際には、まず食物繊維をとって、次に肉や魚、最後に米をとるなどして、食後高血糖を避けることが有効です。紅茶を飲む場合も、無糖で飲むのが糖化対策としてはお勧めです。また、抗糖化作用の高い素材として、ローマンカモミール・セイヨウサンザシなどのハーブミックスが知られています。紅茶は、ハーブとの相性が非常に良いお茶ですので、ハーブティーとすることで、より抗糖化作用が期待できるかもしれませんね。

食事の仕方と血管値

ポリフェノール類の抗糖化作用

今回の、『コラーゲンの糖化を抑制する』という結果は、糖化ストレスに対する対策といえます。紅茶や緑茶のポリフェノール類に、抗糖化(糖化を防ぐ)作用があるという報告は既にありますので、妥当な結果といえるでしょう。『お茶をよく飲む人には元気な人が多い』という報告も既にありますので、非常に興味深いですね

コラーゲンの糖化度を測定する市販キットを用いて、各飲料(水、緑茶、紅茶)がコラーゲンの糖化を抑制する度合いを評価した。

  • 緑茶、紅茶のタンニン値は、70mg%で揃えた。
  • グラフの縦軸は、糖化で生じる成分の蛍光強度値とした。

(励起波長370nm、蛍光波長440nm)

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