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酒・飲料の歴史 日本のビールの歴史 酒・飲料の歴史 日本のビールの歴史

時代別解説

江戸時代後期〜幕末(〜1868)年表→

日本人とビールの出会い

この章のまとめ
5,000年以上前から人類に親しまれてきたビールが、日本の記録に初めて登場するのは江戸時代のことである。1613(慶長18)年、平戸(現・長崎県平戸市)に入港したイギリス船・クローブ号の積荷リストの中にビールが記載されており、これが日本におけるビールの最も古い記録とされている。また、1724(享保9)年には阿蘭陀(おらんだ)通詞(当時の通訳兼商務官)がビールを飲んだ感想を記している。

江戸時代後期、オランダ語を通じて西洋の文物を学ぶ「蘭学」が確立すると、幕府の厳しい取り締まりを受けながらも、知識階層の中で西洋の情報が広まっていった。こうした中で蘭学者が著した書物には、ビールについての記述も見られるようになっていく。幕末には蘭学者・川本幸民が、日本人で初めてビールを試醸したとされている。

1853(嘉永6)年のペリー来航とそれに続く開国により、200年以上にわたってオランダ以外の西洋諸国と交易をしていなかった日本は大きな転換期を迎えた。各地に貿易港が開かれ、港の近くには居留地ができ、西洋人が居留するようになった。

中でも最大の貿易港となった横浜には多くの西洋人が居留した。彼らのためにビールが日本国内に輸入されるようになり、西洋料理とともにビールを口にする日本人が少しずつ増えていく。また、欧米への洋上や留学先でビールに接する日本人も現れるようになった。ビールは彼らにとって西洋を象徴するものの一つであった。
日本人として初めてビール醸造を試みた川本幸民

日本人として初めてビール醸造を試みた川本幸民(日本学士院 蔵)

アメリカ東インド艦隊司令長官ペリー

アメリカ東インド艦隊司令長官ペリー(日本カメラ博物館 蔵)


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