[ページの先頭です。]

ページ内を移動するためのリンクです。

[ここから本文です。]

環境活動・トピックス

2012年12月21日

「グッドデザイン賞」よりうれしかったこと。
~国内最軽量ワンウェイびん※(GRAND KIRIN)~の開発
※2012年6月13日現在。キリンビール調査による (容量330ml・発泡性カテゴリーにおいて)

R&D本部 パッケージング技術研究所
小田 朝巳(容器開発グループ)※取材当時  — 1972年 入社 —

国内最軽量の140gを目指したら、「グッドデザイン賞」が受賞できました。

写真

グランドキリンのびんは、グッドデザイン賞を受賞させていただいたので、美しさを目指して開発されたと思われているかもしれませんが、そうではありません。あのカタチは、軽量化のための必然のカタチでした。それまでの国内最軽量は、当社の170g。どうせやるなら、明らかに軽さが実感できる140gを目指そうと思い、開発をスタート。当時は170gが限界だといわれていたので、ガラスびんメーカーさんの中には相手にしていただけないところもありました。

ガラスびんは軽量化を進めると口部のガラス比率が高くなるので、どういった形状にしたら軽くできるかを徹底的に調べました。すると、口径33ミリのマキシキャップにするといちばん軽くなることが分かったので、あの広口になりました。軽量化のためには、私達がそろばん玉と呼んでいる、口の下のふくらみがネックになりますが、私はあのカタチをどうしても残したかったので、内側をへこませてガラスが厚くならないようにし、重量増を防ぎました。

びんの肩部分を張らせたのは商品コンセプトに合わせたカタチですが、下の部分が丸くなっているのは、極限までガラスを薄くしながら強度を持たせるため。また、このびんの美しさのポイントでもある深い緑色ですが、これは軽量化によって薄くなったガラスでも中味の品質を維持するために、日光を遮るようにした工夫なんです。こうしてできあがった140gのびんは、国内で最も軽かった当社の170gチルドびんよりも1本あたり原料を30g削減し、製造時のCO2も23g減らすことができました。また、軽いので運ぶ際のCO2も減らしています。

いちばんうれしかったのは、
コンビニで缶ビールと同じ棚に並んだことです。

写真

この商品はセブン-イレブンで先行発売されることが決まっていたのですが、コンビニでのびんビールというと一番下の足元の棚が定位置という状態。私は、長くびんの設計に携わってきたので、びんビールを缶と同じようにお客様の目の高さに並べられるようにしたいという思いがありました。缶ばかり並ぶ棚にびんが並べば、それだけで目立つはず。そこで、このびんをコンビニで主流の500ml缶と、胴径と高さをそろえました。こうすれば、店員の方もきっと缶ビールと同じ場所に並べてくれるはずだと。 そのサイズのせいもあり、ビールびんとしてはずんぐりむっくりになりましたが、スタイリッシュさや高級感は出せたのではないかと自負しています。ありがたいことに「グッドデザイン賞」もいただけました。でも、いちばんうれしかったのは、実際にコンビニで500ml缶と並んでいるところを見たときです。思わず、心の中でガッツポーズをしてしまいました。

これらの開発品は、研究所のメンバーが自ら考え、設計、試作を繰り返してできたものです。評価の段階では、使いやすさについて客観的に評価できるよう、大学の先生に相談したり、お客様調査を行いました。共同で評価していただきました。 お客様から見れば、パッケージも商品の一部です。だから、私たちは自社開発しています。品質本位、お客様本位の姿勢は、私たちパッケージング技術研究所でも徹底されているんです。

写真 グッドデザイン賞 表彰式

「GRAND KIRIN(ワンウェイびん)」について詳しくはこちらでご紹介しています。

[ここからフッタです。]

先頭へジャンプ