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アルコールの代謝のしくみ

肝臓に負担をかけるアルコールの分解

アルコールの分解

口から入ったアルコールは、肝臓を構成する肝細胞にある「アルコール脱水素酵素(ADH)」や「ミクロソームエタノール酸化系(MEOS)」の働きにより、アセトアルデヒドに分解されます。
*ADHとMEOSがアルコールを分解する比率はおよそ8:2の割合

このアセトアルデヒドは有害物質のため毒性作用があり、飲酒時に顔が赤くなったり、動悸や吐き気、頭痛を起こす原因となります。

さらに、アセトアルデヒドは、代謝酵素「アルデヒド脱水素酵素(ALDH)」の働きで、酢酸(アセテート)に分解されます。酢酸は人体には無害で、血液によって全身を巡るうちに水と炭酸ガス(CO2)に分解され、最終的には尿、汗、呼気となって体外に排出されます。

なお、肝臓で分解しきれなかった血中アルコールは、肝静脈を通って心臓へ送られ、ここから全身を巡り、再び肝臓に戻って分解されます。

肝臓の主な機能

肝臓の大きさ

肝臓は体内最大の臓器で、人間が生きていく上で重要なはたらきをしています。また、血管が3本出入りする唯一の臓器です。 肝臓の重量は、成人男性が約1300g、女性が約1250gあり、およそ全体重の50分の1を占めています。肝臓に入る血液は、毎分1.5リットルで心臓から送り出される血液の約5分の1にあたります。このうち、門脈から毎分1.2リットル、肝動脈から毎分0.3リットルが流れてこんでいます。門脈から栄養分を、肝動脈からは酸素を取込むことによって、種々の化学処理を行っています。

肝臓の機能

肝臓は次の機能をそなえています。

・代謝機能 糖質、たんぱく質、脂肪などの合成や分解を行います。
・排泄機能 脂肪を消化する胆汁という消化液を作り、胆管から十二指腸に排出します。
・解毒機能 薬物や食物に含まれている体に有害な物質を解毒・分解して処理します。

このうち、解毒機能がアルコールの分解に関わる機能です。アルコールの分解過程で生じる有害なアセトアルデヒドを酸化させることで無害な酢酸に変え、体外に排出します。

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