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ビールの骨密度減少抑制作用に関する研究

レポート

ビールに含まれるホップ成分に、
骨密度の減少を抑制する作用があることを閉経性モデルマウスで明らかにしました。

キリンホールディングスは、卵巣を摘出して閉経状態にしたモデルラットにビールを摂取させ、骨密度を測定する実験を行いました。その結果、骨密度の減少がビール摂取によって抑制されることが確認されました。また、その作用は、ホップ成分に由来するものであることを明らかにしました。

閉経による骨密度減少のメカニズム

カルシウムは生命維持活動の必須要素であり、生体は、骨を溶かして血中にカルシウムを放出する「破骨細胞」と、血中のカルシウムなどから骨をつくる「骨芽細胞」の絶妙なバランスにより、血中のカルシウム濃度と骨密度を維持しています。

エストロゲン(女性ホルモン)には、「破骨細胞」の働きを抑え、「骨芽細胞」を活性化して骨密度を維持する働きがあります。そのため、閉経によるエストロゲン分泌の急激な低下は骨密度減少の引き金となります。

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閉経モデルラットにおけるビールの骨密度減少抑制作用

キリンホールディングスでは、卵巣を摘出して閉経状態にしたラットを低カルシウム食で飼育し、ビールを4週間自由摂取させて骨密度を測定する実験を行いました。

その結果、ビールを摂取させたグループは、5%のエタノールを摂取させたグループと比較して有意に骨密度の減少が抑制されることが確認されました。

次に、ビール中の活性成分を探るために、通常のビール(ホップ添加)とホップ無添加のビールを閉経モデルラットに摂取させて、骨密度を測定しました。その結果、ホップを添加した通常のビールを摂取したグループでは、有意に骨密度の低下が抑えられたことから、活性成分はビール中のホップ成分であることが示唆されました。

学会発表
「骨粗鬆症モデルラットにおけるビールの骨密度減少抑制効果」日本栄養・食糧学会 2002年7月21日

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ホップ成分の骨密度減少抑制作用

モデルラットによる実験で、ビール中のホップ由来成分には骨密度の減少を抑制する作用があることが示唆されました。従来から、ホップ成分は女性ホルモンに似た働きをするといわれています。そこで、ビール中からエストロゲン(女性ホルモン)に似た働きをする物質としてイソキサントフモール、8-プレニルナリンゲニンを選び、その作用を調べる実験を行いました。

閉経モデルラットを低カルシウム食で飼育し、イソキサントフモール、8-プレニルナリンゲニンをそれぞれ4週間にわたって摂取させた後、骨密度を測定しました。その結果、イソキサントフモールを与えたグループでは、骨密度の減少が有意に抑制されました。

学会発表
「骨粗鬆症モデルラットにおけるビールに含まれるホップ由来成分の骨密度減少抑制効果」日本栄養・食糧学会 2003年5月19日

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