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ホップの機能性を探る

健康

私たちは、ビールや発泡酒の主要な原料であるホップの新たな可能性を引き出す研究も行っています。そして、ホップ由来の成分が、血糖値の上昇抑制、骨密度の減少抑制、動脈硬化抑制など多彩な健康機能性を示すことを突き止めました。さらに近年では、冷涼感やリラックス効果をもたらす可能性があることも明らかにしています。

体脂肪低減効果を世界で初めて確認

体脂肪率測定結果 引用文献:Nutrition Journal 2016, Volume 15, No.25

ホップを熟成させると、その過程でさまざまな成分がつくられます。それらの成分に体脂肪を低減させる効果があることを私たちは明らかにしました。「熟成ホップ由来苦味酸」と呼ばれるいくつかの成分が、体の脂肪を燃焼させる組織を活性化することがわかったのです。
熟成ホップ由来苦味酸の化学的性質を解明し、「熟成ホップエキス」を開発することにも成功しました。効率的にホップを熟成させる技術の確立により、量産化されるエキスを使用しさまざまな飲料の開発が可能となります。この世界初の研究成果は、2017年のヨーロッパ醸造学会で発表されました。

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認知症の予防効果を解き明かす

現在、高齢化に伴ってアルツハイマー病に代表される認知症が国内外で大きな社会課題となっており、日々の生活を通じた予防に注目が集まっています。赤ワインのポリフェノールが認知症に及ぼす効果に関しては多くの研究報告がありますが、ビールの成分についてはあまり研究が進んでいませんでした。私たちは、ホップ由来の苦味成分であるイソα酸にアルツハイマー病の進行を抑制する作用があることを見出しました。イソα酸が、脳にたまった老廃物を除く細胞を活性化することで、認知機能の低下が予防される可能性を示したものです。

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冷涼感をもたらす成分を発見

ビール醸造に使用するホップには、味や香りに特徴のある複数の品種があります。その一つであるヘルスブルッカーという品種は、冷涼感やスパイシー感と表現される香味をもたらすことが知られています。
私たちは、なぜホップがこのような冷涼感をもたらすのかを研究し、ホップに含まれるβ(ベータ)-ユーデスモールという成分を突き止めました。この研究成果は、日本農芸化学会2012年度大会でトピックス賞を受賞しました。
商品づくりにおいても、この成果を活用し、のどの奥まで冷涼感が届く新しいテイストの飲料を開発しています。

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自律神経を調整する作用も明らかに

ホップには、雄株と雌株があり、ビールづくりに使われるのは、雌株の「毬花(まりばな)」と呼ばれる部分です。毬花は、松かさのような形をしています。
私たちは、ヘルスブルッカーという品種のホップの毬花に豊富に含まれている冷涼成分、β(ベータ)-ユーデスモールが自律神経活動を調節し、精神的ストレスによって生じる交感神経の過剰な興奮を抑制することで、リラックス効果をもたらす可能性を明らかにしました。この研究成果は、日本農芸化学会2013年度大会でトピックス賞を受賞しました。キリンの研究成果としては、2012年に引き続き、2年連続での受賞となりました。

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