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KIRIN News Release


自社およびグループ工場で製造する大型ペットボトルラベルの薄肉化を推進
〜リサイクルペット原料を60%混合した薄肉18μmラベルも一部で導入開始〜

2012年5月24日

 キリンビバレッジ株式会社(社長 首藤由憲)は、自社およびグループ工場で製造する大型ペットボトルのラベルを2012年秋までに感熱式からグルー式ロールラベル※1に全て切替え、ペットボトルラベルの薄肉化を推進します。また、リサイクルペット原料を60%混合した薄肉18μmラベルを、4月以降、「生茶」ブランドなどの一部に順次導入しています。

 当社は、事業活動に伴って発生する様々な環境負荷を低減することを重要な経営課題とし、これまでもペットボトルの軽量化などに積極的に取り組んできました。2012年夏以降には、ペットボトルをリサイクルして新たなペットボトルに再生する仕組みのひとつであるメカニカルリサイクルシステム※2を導入し、メカニカルリサイクルペット原料と植物由来ペット原料を日本で初めて組み合わせたペットボトルの採用を開始します。
 今回、自社およびグループ工場で製造する大型ペットボトルのラベルを感熱式からグルー式ロールラベルに全て切替えます。グルー式ロールラベルにすることでラベルの薄肉化が可能となり、これまでの感熱式ラベルに比べて最大で約35%※3のCO2排出量を削減することが出来ます。また、「生茶」ブランドなどの一部には、リサイクルペット原料を60%混合した薄肉18μmのグルー式ロールラベルの導入も順次開始します。これにより、これまでの感熱式ラベルに比べて約40%※3のCO2排出量を削減することが出来ます。
 今後は、グルー式ロールラベルに切替えたことにより可能となる環境負荷の少ないフレキソ印刷の導入拡大やリサイクルペット原料の混合比率を高めるなどの検討も行い、さらなる環境負荷低減に取り組んでいきます。

■これまでの容器等における環境負荷低減の主な取り組み
 2003年6月に、従来のペットボトルの約2/3に軽量化された42gの「ペコロジーボトル」を「キリン アルカリイオンの水」2Lペットボトルに初めて採用。飲用後に、「ペコッとラクにつぶせる」ことから空容器を分別排出する際のお客様の負担を軽減し、リサイクル促進につながるペットボトル容器の先駆けとして導入しました。その後、「生茶」や「アミノサプリ」等にも採用を広げ、2008年4月からは、1.5Lペットボトルの一部にも導入を拡大しました。
 2010年には、さらに持ちやすく注ぎやすいユニバーサルデザインを実現したNew「ペコロジーボトル」に進化し、35gまたは38gの大型容器として、全ての家庭用2Lペットボトル商品に導入しました。また、「生茶」ブランド2Lペットボトルの一部には、植物由来ペット原料の使用も開始しました。
 2012年4月からは、輸入ミネラルウォーターNo.1ブランド※4「ボルヴィック」500mlに、植物由来ペット原料を使用した「green bottle」を、世界で4ヵ国目として日本でも採用を開始しました。また、2012年夏以降には、日本で初めてとなるメカニカルリサイクルペット原料と植物由来ペット原料を組み合わせた環境配慮型2Lペットボトルを、「生茶」ブランドの一部から導入します。

 キリングループは「おいしさを笑顔に」をグループスローガンに掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。

※1 感熱式ラベルは、予め糊が塗布されたラベルに熱を加えてペットボトルに貼り付ける方式に対し、グルー式ロールラベルは、ペットボトルに貼り付ける直前に糊を塗布する方式。
※2 マテリアルリサイクル(使用済み製品などを再生利用すること)された再生ペット原料を、さらに熱・真空・清浄ガスで洗浄することで不純物を除去する方法。
※3 ラベル製造工程におけるCО2削減率
※4 株式会社食品マーケテイング研究所調べ(2011年実績)


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