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KIRIN News Release

2012年7月20日

「復興応援 キリン絆プロジェクト」JAそうまに農業機械を贈呈
〜“生産から食卓までの支援”をテーマに、営農再開を応援〜

 キリンビール株式会社(社長 磯崎功典)は、キリングループで展開している「復興応援 キリン絆プロジェクト」の一環として、被災地の営農再開に向け、そうま農業協同組合(福島県南相馬市)と33の組合員に対し、農業機械52台分の購入資金1億4,404万円を公益社団法人日本フィランソロピー協会(理事長 髙橋陽子)の協力のもと7月20日に助成します。

 キリングループは、東日本大震災の復興支援活動として、2011年に「復興応援 キリン絆プロジェクト」を立ち上げました。3年間で約60億円を拠出し、「絆を育む」をテーマに「地域食文化・食産業の復興支援」「子どもの笑顔づくり支援」「心と体の元気サポート」の3つの幹でグループ各社が一体となって展開しています。
 今回は、3つの幹の一つである「地域食文化・食産業の復興支援」として実施するものです。食に携わる企業として復興に貢献したいとの思いから、キリングループの中でもキリンビール社が中心となり、“生産から食卓までの支援”をテーマとした農業や水産業に対する支援活動を3年間にわたり継続的に実施しています。

 農業支援については、2011年12月に公益社団法人日本フィランソロピー協会に4億円を拠出し、営農再開に向けての農業機械資金支援「東北『復耕』サポート」を開始しました。また、営農再開に必要な農業機械については、JAグループと連携し、稼動していない中古農業機械のリユースを行うなど、被災農家の方々のニーズにお応えする取り組みを展開しています。
 そうま農業協同組合には、甚大な被害を受けた地域の農業者の営農再開を支援するため、トラクター、田植機をはじめ農業機械12台分の購入資金を助成し、農業機械の共同利用による除塩・除染対策や、一部再開した水稲作付けなどに利用いただきます。また、33の組合員に対して、各地域での営農再開を促進するため、農業機械40台分の購入資金を助成します。
 今後7月中をめどに、岩手県、宮城県、福島県の各被災エリアにおいても同様に農業機械の支援を実施する予定です。
 水産業については、養殖業の復興に取り組み、岩手県はわかめ、宮城県は牡蠣、福島県は青のりを中心に養殖設備の復旧を支援しています。

 今後は、“生産から食卓までの支援”というテーマのもと、生産支援だけでなく、農産物や水産物のブランド育成支援を通じた販路拡大、未来の担い手の育成支援などについても検討していきます。被災地の一日も早い復興を祈念するとともに、キリングループとして、引き続き被災地の皆様の支援に尽力していきます。
 キリングループは「おいしさを笑顔に」をグループスローガンに掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。

【お問い合わせ先】
キリンビール お客様相談室 フリーダイヤル:0120-111-560
【キリンホームページ】
https://www.kirin.co.jp/