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KIRIN News Release

2012年7月3日

<参考資料>「復興応援 キリン絆プロジェクト」岩手大学に支援金を助成
〜地域ブランド育成のため、岩手大学「水産物高付加価値化プロジェクト」を支援〜

 キリンビール株式会社(社長 磯崎功典)は、キリングループで展開している「復興応援 キリン絆プロジェクト」の一環として、被災地の水産業における地域ブランド育成を支援します。岩手大学(学長 藤井克己)が三陸の復興を目指し立ち上げた「岩手大学三陸復興推進機構」の活動の一つとして、同機構水産業復興推進部門が取り組む「水産物高付加価値化プロジェクト」に対し、支援金として2,000万円を7月3日に助成します。

 キリングループは、東日本大震災の復興支援活動として、2011年に「復興応援 キリン絆プロジェクト」を立ち上げました。3年間で約60億円を拠出し、「絆を育む」をテーマに「地域食文化・食産業の復興支援」「子どもの笑顔づくり支援」「心と体の元気サポート」の3つの幹でグループ各社が一体となって展開しています。
 今回は、3つの幹の一つである「地域食文化・食産業の復興支援」として実施するものです。食に携わる企業として復興に貢献したいとの思いから、キリングループの中でもキリンビール社が中心となり、“生産から食卓までの支援”をテーマとした農業や水産業に対する支援活動を3年間にわたり継続的に実施しています。

 水産業については、養殖業の復旧に取り組み、岩手県、宮城県、福島県の県漁連・漁協などを通じて、被災した養殖施設への支援を開始しています。
 岩手大学「水産物高付加価値化プロジェクト」には、震災復興における地域ブランド育成のため、生ワカメ、生ウニへの凍結貯蔵技術の適用による新商品の開発、サケの新食感燻製品の開発、新魚醤製造技術によるアワビなどを用いた魚醤油の開発を支援していきます。
 なお、大学関連では、他に東北大学大学院農学研究科が行なっている「食・農・村の復興支援プロジェクト」への支援を行っています。
 農業支援については、営農再開に向けてJAグループと連携し、稼動していない中古農業機械のリユースを行うなど、被災農家の方々のニーズにお応えする取り組みを展開しています。

 今後は、“生産から食卓までの支援”というテーマのもと、生産支援だけでなく、農産物や水産物のブランド育成支援を通じた販路拡大、未来の担い手の育成支援などについても検討していきます。被災地の一日も早い復興を祈念するとともに、キリングループとして、引き続き被災地の皆様の支援に尽力していきます。
 キリングループは「おいしさを笑顔に」をグループスローガンに掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。

【お問い合わせ先】
キリンビール お客様相談室 フリーダイヤル:0120-111-560
【キリンホームページ】
https://www.kirin.co.jp/