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KIRIN News Release


(ニュースレター)キリングループのサッカー支援
〜日本サッカー界のさらなる発展とサッカー文化の創造に向けて〜

2011年12月20日

 キリングループでは、1978年に日本で初めての本格的国際サッカー大会「ジャパンカップ」(現・キリンカップサッカー)に協賛して以来、30年以上にわたって日本サッカー界を支援しています。日本サッカー協会が掲げる「2015年には世界のトップ10、2050年にはワールドカップで優勝チームとなる」という大きな夢に向けて挑戦する日本代表を、サポーターと共に、さらに力強く応援していきます。
 本レポートでは、サッカー日本代表に対する取り組みを中心に、キリングループのサッカー支援活動の考えや今後のビジョン、活動の歴史などについてご紹介します。


1.2014年へ向け好調に勝ち進む“SAMURAI BLUE”
 2011年1月カタールで開催されたアジアカップでは、「2010FIFAワールドカップ南アフリカ」から大幅に若返らせて出場した、ザッケローニ監督率いる“SAMURAI BLUE”が見事優勝しました。さらに強化試合として6月に開催されたキリンカップサッカーでチェコ代表とペルー代表と戦い、続いてキリンチャレンジカップで8月韓国戦(札幌)・10月ベトナム戦(神戸)において快勝しました。
 「2014FIFAワールドカップブラジル」への5大会連続5度目の出場へ向け、9月2日から始まったアジア3次予選を通過しアジア最終予選へと駒を進め、更に“SAMURAI BLUE”への日本中の期待が高まります。

2.U−23日本代表、なでしこジャパンの活躍
 U−23日本代表は9月21日から始まったロンドンオリンピックアジア最終予選で3試合に全勝し、続いて2012年もオリンピック出場権の獲得に向け目が離せません。
 なでしこジャパンは、「FIFA女子ワールドカップドイツ2011」で優勝し、国民栄誉賞を受賞するなど日本中に希望と夢を与えてくれました。来年のロンドンオリンピック出場権も獲得し、なでしこジャパンの更なる活躍に注目が集まります。

3.2012年の活動について
 キリングループは、「サッカーを愛し、日本代表を愛し、サポーター・ファンを愛し、夢に向けてともに応援していく」という企業姿勢を表す言葉として、「KIRIN LOVES SOCCER」というメッセージとともに、具体的なアクションプランを展開しています。
 2012年も、様々な活動を通じてサッカー日本代表をサポーターと共に力強く応援していきます。

■日本代表応援アクションプラン
「キリンチャレンジカップ2012」の開催
 SAMURAI BLUEは、「2014ワールドカップブラジル」に向けてアジア予選を戦っていますが、その強化試合として「キリンチャレンジカップ2012」3試合を開催します。2月は「2014ワールドカップブラジル アジア3次予選」ウズベキスタン戦の直前の開催となり、最終予選へ向けてどういった戦い方をするのかに注目が集まる試合です。8月、9月の試合は 9月11日の「2014ワールドカップブラジル アジア最終予選」を前にチームの戦術確認の場としても重要な位置付けとなります。
 また、なでしこジャパンにとって4月と7月の「キリンチャレンジカップ」3試合は、7月27日に開幕するロンドンオリンピックに向けての貴重な強化試合となります。

 キリングループは「キリンチャレンジカップ」などの世界の代表チームとの強化試合への特別協賛のほか、国内外での強化試合やトレーニングキャンプ等では、日本代表オフィシャルドリンク「キリンアルカリイオンの水」、「キリンラブズスポーツ」等を提供するなど、サッカー日本代表を多面的にバックアップしていきます。
                          
■サポーター・ファンと共に「サッカー日本代表」を応援!
 2012年もキリングループは、SAMURAI BLUE(サッカー日本代表)への様々な応援プランを実施します。

(1)応援メッセージ
 SAMURAI BLUEへの応援メッセージをキリングループ工場にて募集し、ファンやサポーターの声を日本代表チームへ届けます。さらに、サッカー日本代表応援プロモーションを展開し、キリン商品をお楽しみ頂くお客様とともに、サッカーの一層の盛り上がりを演出していきます。
 
(2)「サッカー日本代表・応援自動販売機」
 キリンビバレッジ社では、「サッカー日本代表・応援自動販売機」を2008年7月から全国に展開しており、2011年11月末時点で全国に約213台設置しています。自動販売機の売り上げを通じて集められた、サッカーを応援する全国の皆様からの寄付金を日本サッカー協会に贈呈※1し、日本サッカー界支援の橋渡しをしています。          
※1 前年度の贈呈金額は1,739,413円

(3)ホームページの展開
 キリンサッカー日本代表応援ホームページ「KIRIN LOVES SOCCER」では、サッカー日本代表戦の試合レポートやフォトギャラリー、元サッカー日本代表が指導するサッカー教室「キリンサッカーフィールド」の参加者募集など、サッカー日本代表サポーターやファン、そして日本代表を夢見る子どもたちを応援する様々な情報をお届けしています。

4.次世代育成活動の展開について
 キリングループでは、30年以上に渡りサッカー日本代表支援を展開する中で、サッカーの裾野拡大や未来の日本代表を目指す子どもたちの夢に少しでも貢献したいと考え、次世代に向けたサッカーの取り組みを展開しています。

■「キリンサッカーフィールド」の展開
 サッカーを通じて子どもたちに「スポーツの楽しさ」を伝え、「心の豊かさ」を育むために、2008年から、サッカー教室「キリンサッカーフィールド」を全国12都市で開催しています。4年間で参加した小学生は約4,800名に上り、2012年も全国の小学生を対象に展開していきます。
 講師には元サッカー日本代表の小倉隆史氏をはじめ、元なでしこジャパンや元Jリーガーなどのトップアスリートを迎え、日常触れ合うことのできない元プロ選手との触れ合いの場を提供するほか、練習中の水分補給の重要性を伝える「ウォーターローディング ※2」の講義や、健康で丈夫な身体作りに欠かせない「食の大切さ」も伝えています。

<サッカーCM「次世代育成編」で、未来のサッカー日本代表を応援!>

 キリンホールディングスでは、「キリンサッカーフィールド」に参加してくれた子どもたちがサッカーにチャレンジする姿を現サッカー日本代表と重ね合わせ、未来のサッカー日本代表を応援するCMをお届けしています。

■子どもたちをサッカー日本代表戦に招待するプログラムの展開
 キリングループでは、未来の日本代表を夢みる子どもたちに選手の気迫あふれるプレーに触れていただく機会を提供するため、日本サッカー協会とともに、子どもたちをサッカー日本代表戦に招待する活動に積極的に取り組んでいます。
 2011年の「キリンカップサッカー2011」では、選手と手をつないでピッチに入場する「プレーヤーズエスコートキッズ」を募集した他、「キリンチャレンジカップ2011」では、サッカー日本代表の公式マスコット「カラッペ・カララ」やキリンの環境活動シンボル「エコジロー」と一緒にピッチを1周する体験が出来るプログラムを展開しました。
 2012年も継続的に取り組み、子どもたちの夢を応援していきます。

■代表戦会場での環境活動「クリーンスタジアム活動」
 環境保全の観点からは、2003年から日本サッカー協会とともに取り組んでいる「クリーンスタジアム活動」を積極的に展開しています。未来にわたってサッカーを楽しむためにも、環境保全活動についてできることから取り組んでいこうという想いを共有するサポーターにボランティア参加いただき、スタジアムでのクリーンアップ活動などを実施しています。2011年は、約2,400名に参加いただき、これまでの累計クリーンサポーター(ボランティア参加人数)は、19,852名(2011年11月末時点)に及び、活動の輪はますます広がっています。

■「JFAファミリーフットサルフェスティバル with KIRIN」への特別協賛
 2004年からは、日本サッカー協会と共に、「JFAファミリーフットサルフェスティバル with KIRIN」を支援しています。家族のふれあいの場、コミュニティにおけるスポーツ活動の場として、毎年全国47都道府県で150回を超えるイベントを開催するなど、フットサルを身近に楽しんでいただく場を提供しています。中でも、スペシャルステージでは、講師に元フットサル日本代表などを迎え「キリンフットサル教室」を開催し、経験者はもちろん、これまでフットサルに触れたことがない方にもサッカーボールを蹴る楽しみや、フィールドを走る喜びを実感できる場をお届けしています。

5.サッカーを通じた復興応援
■「JFA・キリン スマイルフィールド」を東北3県で展開
 キリングループは、東日本大震災復興応援に被災地の皆さまと一緒に取り組みたいという想いから、グループが一体となり、「キリン絆プロジェクト」として様々な復興応援活動を展開しています。
 それらの取り組みの一つでは、“サッカーを通じて子どもたちの笑顔をつくる活動”として、岩手県・宮城県・福島県の小学校を対象に「JFA・キリン スマイルフィールド」を開催しています。

 「JFA・キリン スマイルフィールド」は、被災地の一日も早い復興を願う日本サッカー協会とキリングループの想いが一つになり、2011年9月1日から始まりました。元サッカー日本代表が小学校の校庭や体育館で子どもたちと触れ合い、サッカーボールを使ったレクリエーションによる仲間との触れ合いやチームで力を合わせることの大切さを伝え、子どもたちへ笑顔を届けることを目的に展開するもので、今後3年間継続して実施していきます。サッカーボールやゴールなどの備品は実施した小学校へ寄贈することで、いつでもサッカーを楽しめる機会や場づくりにも貢献していきます。

■サッカー日本代表戦への招待
 東日本大震災以降、サッカー日本代表戦の開催にあわせて、日本サッカー協会、試合開催地のサッカー協会や自治体などと協力し、試合開催地近隣に避難されている小中高生の中から、観戦希望者を無料招待する取り組みを行っています。
 2011年6月に開催された「キリンカップサッカー2011」以降、計6試合(2011年末時点)で取り組みを実施しており、2月24日のキリンチャレンジカップなどでも取り組む予定です。

6.サッカー日本代表支援の歴史と形態  
■サッカー支援の歴史
 キリンとサッカーとの関わりは、78年に当時日本では初めての本格的国際大会であった「ジャパンカップ」に協賛を開始したことに始まりました。きっかけは、76年にキリン本社が渋谷区神宮前に移転し、当時岸記念体育会館の中にあった日本サッカー協会と、山手線をはさんで向かい側になったことでした。ご近所ということでの挨拶の中で、当時スポンサー探しに苦労していた日本サッカー界の実情を知り、社会貢献活動のあり方を摸索していたキリンは、 日本サッカー界の発展とスポーツ文化の普及に貢献することを目標に掲げ、ジャパンカップへの協賛を決定しました。78年の「ジャパンカップ」は、ヨーロッパとブラジルの一流クラブチーム4チームと、アジアからは韓国代表、タイ代表、日本代表と日本選抜の合計8チームが出場した華やかな国際試合として開催されました。
 80年には「ジャパンカップ・キリンワールドサッカー」と大会名称を変更。日本選抜に代わって前年度天皇杯優勝チームが出場することになり、85年からは現在の「キリンカップサッカー」という名称になりました。92年からは、国の代表であるナショナルチーム同士の対戦であるFIFA(国際サッカー連盟)公認のインターナショナルAマッチとなり、海外からも注目される国際大会に成長しました。大会の歴史の中では、第1回「ジャパンカップ」で当時西ドイツ、1FCケルン所属の奥寺康彦選手が来日したことや、83年には元サッカー日本代表監督の岡田武史氏も出場したほか、86年にはブラジル・パルメイラス所属の三浦知良選手(元日本代表、現横浜FC)が来日したことが話題を呼び、88年には、元日本代表監督のジーコもフラメンゴ(ブラジル)のメンバーとして来日し、その華麗なプレーを披露しました。
 90年代に入り、日本サッカーは着実に実力をつけ、それを支えるファンの支持も拡大しました。日本代表の戦績は、92年にアジアカップで初優勝、93年には“ドーハの悲劇”で惜敗したものの、98年にはフランス・ワールドカップへの初出場を果たしました。そして、日韓共催となった02年ワールドカップでは、初のベスト16進出という結果を残し、U−23日本代表も、96年のアトランタオリンピックでブラジル代表に勝利した“マイアミの奇跡”に続き、00年のシドニーオリンピックでは、68年のメキシコ大会以来の決勝トーナメントに進出(ベスト8)しました。04年のアジアカップ連覇とアテネオリンピックに続き、06年にはドイツ・ワールドカップに3度目の出場を果たし、08年北京オリンピックにも男女ともに出場し、なでしこジャパンは4位入賞を果たすなど、日本サッカーは着実にレベルアップを続け、10年のワールドカップ南アフリカ大会ではベスト16の戦跡を残しました。今年ドイツで開催された女子ワールドカップでは、なでしこジャパンが見事優勝し、歴史的な快挙を達成したことは記憶に新しいところです。

7.サッカー文化の創造を目指す、キリングループの支援活動  
■支援の歴史と、これからの支援が目指すもの
 キリングループでは、1978年に日本で初めての本格的国際サッカー大会「ジャパンカップ」(現・キリンカップサッカー)に協賛して以来、30年にわたって日本サッカー界を支援しています。その間、サッカー日本代表は着実に力をつけ、日本でのサッカーの裾野も大いに広がりました。熱く応援するサポーターや仲間たちとサッカーを楽しむ人たち、さらには未来の日本代表を夢見る子供たちが増えたことに、多少なりとも貢献できたのではないかと考えています。
 とはいえ、日本のサッカーは依然発展途上であり、まだまだ進化するに違いありません。   2015年に世界トップ10のチームとなることを目指す日本代表と共に、キリンビールとキリンビバレッジのグループ2社は、2015年3月までの長期にわたり日本代表オフィシャルスポンサーの契約を締結し支援を約束しました。そこには、日本代表の強化はもちろん、日本におけるサッカー文化の創造に貢献したいという熱い想いが込められています。
 キリングループではサッカー文化の創造に貢献すべく、3つの活動を柱に、2015年までの支援活動を展開しています。

■キリンのスポンサーシップ

 キリンビールは、1995年に日本代表オフィシャルスポンサーの1社となり、1998年からはキリンビール、キリンビバレッジのキリングループが、日本代表オフィシャルスポンサーとなりました。 2000年には、これまでのA代表に加えて、U−23、U−20、U−17日本代表チームのオフィシャルスポンサー契約を締結し、2001年には日本女子代表チームを加えて、2007年3月まで6年にわたる契約更新を行いました。
 2006年12月には、日本代表が次なる目標に向けて動き出す中、キリンビールとキリンビバレッジのグループ2社は、2007年4月から2015年3月までの8年間にわたる「日本代表オフィシャルスポンサー」の契約を更新しました。この契約を機に、これまでの日本代表カテゴリーに、さらにフットサル日本代表、ビーチサッカー日本代表を加え、全カテゴリーのスポンサーとして支援しています。

 また、キリンビールは、サッカー日本代表オフィシャルスポンサーの他に、アジアサッカー連盟(Asian Football Confederation:略称AFC)のオフィシャルスポンサーとして、日本はもちろん、アジアのサッカー界の支援を行っています。

■2015年に目指す姿
 キリングループでは、2015年までの長期経営構想「キリン・グループ・ビジョン2015」(KV2015)を掲げ、「おいしさを笑顔に」をグループスローガンに、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していくことを目指しています。また、日本サッカー協会は「JFAの約束2015」として、「日本代表が世界でトップ10のチームとなる」「サッカーを愛するファミリーが500万人になる」を目指していることから、同じく2015年に向けて掲げているビジョンに共鳴し、ともに実現していきたいという想いを込めて、支援活動を展開していきます。
 全カテゴリーの日本代表がより強く、より愛される存在となり、またサポーター・ファン同士のコミュニケーションが積極的に交わされ、各地で身近にサッカーが楽しまれ、未来に向けても楽しめる持続的な環境が整いつつある姿を目指して、取り組んでいきます。

■今後に向けて
 キリングループは、これからもサッカー日本代表チームの強化とサッカー文化の創造に貢献していきたいという想いを「KIRIN LOVES SOCCER」というキーワードに込めて、様々な活動を展開していきます。
 今後もサッカー日本代表を引き続き強力に支援するとともに、サッカーがより身近に楽しめるものとして広がっていくよう、サッカー文化の創造を目指し、日本サッカー界のさらなる発展に貢献していきます。
 キリングループは「おいしさを笑顔に」をグループスローガンに掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。

≪関連情報≫キリンホールディングス サッカー日本代表応援ホームページ


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