2008年4月21日
キリンビバレッジ株式会社(社長 齋藤信二)は、業界に先駆けた環境配慮型容器として2003年に導入した、“ペコッとつぶしやすくエコロジーな容器”「ペコロジーボトル」の継続展開により、2008年3月までの累計で約16,400トン(※1)のペット樹脂を削減し、省資源化を実現しました。また2Lペットボトルに加え、2008年4月からは新たに1.5Lペットボトルの一部にも導入を拡大していきます。
キリンビバレッジでは、省資源のための軽量化やリサイクルしやすい容器の開発、省エネルギー活動など、さまざまな場面での環境負荷低減をめざした活動に取り組んでいます。業界に先駆けた環境配慮型容器として2003年6月に「キリン アルカリイオンの水」2Lペットボトルに導入した「ペコロジーボトル」は、使用時の強度は損なわないままに、重量を従来当社で使用していたボトルの約2/3の42gまで軽量化しました。また飲用後にはペコッとラクにつぶせることから空容器を分別排出する際のお客様の負担を軽減し、リサイクル促進にもつながっています。当社では現在家庭用のすべての2Lペットボトル商品に「ペコロジーボトル」を導入しています。
「ペコロジーボトル」の導入によるペット樹脂の削減量は2003年6月から2008年3月までの累計で約16,400トン(原油に換算すると約22,000キロリットル)となり、従来のボトルを使用した場合と比べ約33%のペット樹脂削減となります。また自社工場内でペット樹脂からボトルを成型することで、原料の輸送段階における環境負荷の削減や製造段階での省エネルギー化にも貢献し、二酸化炭素排出量削減とともにコストダウンにもつながっています。
さらに2008年4月から「ペコロジーボトル」の展開を拡大し、業界で初めて、1.5Lペットボトルの42gへの軽量化を実現しました(※2)。1.5Lに拡大することで削減量は年間約400トンの上乗せを見込んでいます。
当社では、お客様に身近な商品を扱う企業として、地域社会やお客様とのふれあいも大切にしています。「生茶エコパンダ」をキリンビバレッジの環境活動のシンボルキャラクターとして継続使用し、「ペコロジーボトル」をはじめとした環境への取り組みを分かりやすく紹介します。また「キリンビバレッジ キッズ プロジェクト」とも連動した次世代向けの啓発活動など、地球環境保全の大切さをお客様と一緒に考える「環境コミュニケーション」活動の推進を図ります。
キリンビバレッジは、これからも業界最先端の技術力を生かし、ペットボトルの更なる軽量化、導入アイテムの拡大や海外への展開も視野に入れるなど、事業活動を通じた省資源化を進め、地球環境保全に取り組み続けます。
キリングループは「おいしさを笑顔に」をグループスローガンに掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。
※1 従来採用していたボトルと「ペコロジーボトル」との重量比較より算出
※2 2008年4月21日現在、国産最軽量。
◆ご参考
ペット樹脂削減量
2003年6月〜 約700トン
2004年 約1,400トン
2005年 約3,700トン
2006年 約4,700トン
2007年 約5,000トン
2008年1〜3月 約900トン
累計 約16,400トン