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2005年7月25日 |
| へマテック社の買収について 〜完全ヒトポリクローナル抗体医薬の早期実用化を目指し、製造ノウハウおよび特許を獲得〜 |
| キリンビール株式会社(社長 荒蒔康一郎)は、ヒト抗体産生ウシに関する共同研究を行っているヘマテック社(米国
サウスダコタ州、代表者 ジェームズ・M・バートン)の持分のほぼ全数を取得する契約について、7月19日(米国時間では7月18日)に同社と合意しました。これにより、ヘマテック社は当社の子会社となります。 今回の買収により、当社はヘマテック社が保有するヒトポリクローナル抗体※1医薬品の原薬製造に関するコア技術を獲得することで、ヒト抗体産生ウシを用いてのヒトポリクローナル抗体医薬品について、開発から製造、販売にいたるまでのすべての権利を全世界で保有することになります。
ヒト抗体産生ウシとは、ヒト抗体遺伝子を導入したウシのことで、このウシにより産生される完全ヒトポリクローナル抗体を用いて、様々なヒト抗体医薬品の開発が可能になると期待されています。当社とヘマテック社は、1999年よりヒト抗体産生ウシの開発について業務提携しており、ヒト抗体遺伝子を含む染色体を人工的に作製し動物に導入する当社の技術と、核移植を用いて効率的にウシを作製するヘマテック社の技術を持ちよることで、2002年にヒト抗体を産生するウシを誕生させることに成功し、実用化に向けて研究を継続しています。 当社は既にヒト抗体産生マウス(TCマウス※2)の開発に成功し、メダレックス社(米国 ニュージャージー州、CEO ドナルド・ドレイクマン)との間で、ヒト抗体産生マウスに関して全世界を対象とした戦略的な提携を結んで事業展開しています。ヒト抗体産生マウスがヒトモノクローナル抗体の開発に有用であるのに対して、ヒト抗体産生ウシは大型動物であることから、ヒトポリクローナル抗体の開発に有用であると期待されます。 ヒトポリクローナル抗体は、ウイルスや細菌による感染症の治療薬や自己免疫疾患の治療薬として期待されています。現在医療現場では、ヒト血清由来のガンマグロブリン製剤が用いられていますが、ヒト抗体産生ウシを用いることにより、より効果が強く安全性の高いヒトポリクローナル抗体が安定して供給できる可能性があります。
当社は、医薬事業の将来を担う重要な柱として抗体医薬品の開発を進めています。今回の買収により、種々の感染症や自己免疫疾患に対する新薬であるヒトポリクローナル抗体医薬品の早期実用化を目指します。キリングループの医薬事業は、腎臓、がん(血液分野を含む)、免疫・アレルギーを重点領域として展開しています。今後も新たな医療価値を創造することによって、最先端の医療に貢献する医薬事業を展開していきます。 |
| 記 | |||
【ヘマテック社 会社概要】 |
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| 1.会社名 : | ヘマテック社(Hematech,LLC) | ||
| 2.代表者 : | ジェームズ・ローブル(James Robl)
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| 3.本社 : | 米国サウスダコタ州スー・フォールズ | ||
| 4.設立 : | 1998年 | ||
| 5.売上高 : | 14百万ドル(2004年)* 約15.8億円 (1ドル=約112.76円、2005年7月19日現在) |
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| 6.事業内容: | 抗体の開発と生産に関するベンチャー企業。 ヒト抗体産生ウシを作製する技術を持っている。 |
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| 以上 | |||