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キリンビール株式会社(本社:東京都中央区、社長:荒蒔康一郎)と武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:長谷川閑史)は、このほど、ヒト抗体産生マウス技術についてライセンス契約を締結いたしました。
この契約に基づき、武田薬品は、キリンビールのヒト抗体産生マウス技術を用いて、武田薬品の選んだ抗原に対し完全ヒト抗体を作製し、全世界で治療薬および診断薬の開発、製造、販売を行います。キリンビールは、武田薬品より開発の進捗および売上げに基づきマイルストーン、ロイヤルティを受け取ります。
キリンビールは、独自に開発した巨大なヒト遺伝子を導入する技術を用いて、ヒト抗体産生マウスを完成させました。1999年に米国メダレックス社と提携した後、KMマウス※1を開発し全世界で完全ヒト抗体技術を提供しています。キリンビールのヒト抗体技術を用いることにより、バラエティに富み、抗原に対し高い親和性※2を有する完全ヒト抗体を効率的に作製できます。既に米国コリクサ社、ジェンザイム社などとヒト抗体の開発に関する契約を締結しておりますが、キリンビールが日本の大手製薬企業と契約を締結したのは初めてです。
また、キリンビールは、米国ヘマテック社と提携してヒト抗体産生ウシの実用化を目指すなど最先端の取り組みを行っています。
武田薬品は、ゲノム情報の活用などを通じて創薬ターゲットの探索力強化を図っており、多くの成果を収めつつあります。一方、近年の医薬品の研究開発には多くの専門領域からの技術の統合も必要となっており、研究開発課題を充実させるために、自社の研究開発能力を絶えず向上させるとともに、自社の創薬研究を補完すべく外部研究機関との提携を積極的に展開するなど、あらゆる可能性を追求しています。
今回の提携により、キリンビールが有する優れたヒト抗体技術を活用し、当社が発見したターゲットタンパク質に対するヒト抗体の作製を開始し、抗体医薬の研究開発をスタートいたします。
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