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場所は日本橋駅上、島屋正面。多くの文人たちにも所縁の丸善が、全館改築して今年で2年目。そこの3階にあるのが、丸善カフェです。改築前は屋上にあったそうですが、書店の中に設けたことで、買った本を落ち着いて読むこともできるお店になったようです。座ると、椅子やテーブルの高さが程よく落ち着く。なるほど。これは、まさに本屋さんのカフェならではという感じですね。
お目当ては、早矢仕(ハヤシ)ライス。お客さんの8割がやはり同じ目的だそうです。幕末か明治の初年頃、丸善の創業者である早矢仕有的(はやしゆうてき)氏が友人へ振る舞った料理が、この早矢仕ライスの元祖だという説があります。と丸善日本橋店店長の壱岐直也さん。その逸話にちなんだ早矢仕ライスを、さっそくいただきました。甘い、なのに、スパイシーな香りが程よく口に残る。文化と伝統とが相まって、物語をいただくような深い味わいです。

丸善が新しくなるにあたって、カフェも新しくということでこだわったのが、「日本橋の丸善」色を出すということだったそうです。だから、店内に飾られた洋書は、見ることも、買うこともできる。さらに、もとのカフェにはなかったビールをメニューに加えたのも、書店に訪れることを、ひとつの楽しみ=文化にしたかったから。伝統の街に、こういった形で新しい文化が育つんですね。

ドイツの書店で、語学勉強のために絵本を買ったのを思い出しました。しかし、丸善という文化のひとつ「早矢仕ライス」と一緒に「キリンブラウマイスター」があるというのは感無量ですね。

[住所]東京都中央区日本橋2-3-10
[TEL]03-6202-0013
[営業時間]9:30〜20:30
[URL]http://www.maruzen.co.jp