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かつては鰻屋だった『七福』。今は刺身や焼き鳥、イワシ料理なども気軽に楽しめる。
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外は香ばしく、中はほろほろととろけるように柔らかく焼き上げた良質の国産鰻。鰻らしい風味を引き立てるのは、半世紀以上変わらないしっかりした味付けだ。 開業は昭和23年頃。先代が復員後まもなく、現在の桜木町駅近くにあった「くじら横丁」に出した屋台が始まりだ。 「七福」という店名も、先代の戦争体験が色濃く影響している。 桜木町が国鉄の終点駅で、三菱ドックも操業していた頃、野毛は大いににぎわった。 お客様の要望で鰻以外のメニューも増えていき、夏の鰻、冬のフグの間にイワシ料理を出すようにもなった。今ではメニューの中で一ジャンルを形成するまでになり、なめろうのような「鰯味噌たたき」、すりつぶしたニンニクとゴマを塗って焼く「鰯ガーリック」などオリジナルメニューも多い。 冬のフグは「ふぐちりコース」がコストパフォーマンスの良さで不動の人気。刺身(またはたたき)、唐揚げ、煮こごり(または皮の湯引き)、鍋、ひれ酒1杯、雑炊という内容で1人前5,000円(2008年10月時点の価格)。 ボリュームがあるので4人で3人前頼んでもいいし、グループであれこれ食べる中で1人前だけ「ふぐちりコース」を注文することも可能。フグのことならお任せという、店主の山田孝次さんが腕をふるう。 四季を通して意識するのは「五感で楽しんでいただくこと」。蒲焼きなどの香りや、刺身に代表される盛りつけの美しさ、新鮮な素材そのものの旨さにお店の雰囲気。そして唇や口での触感。 |
![]() 蒲焼き2,520円。鰻を仕入れる川魚問屋とは先代の頃から50年来の信頼関係があり、常に良質の国産鰻を供している。 ![]() ふぐ唐揚げ950円は通年人気の一品 ![]() お刺身盛り合わせ2,000円。この日はタコ、アカイカ、イワシ、マダイ、マグロ。 |
もうひとつの女将のお気に入りはブログ。店のホームページから「七福日記」で読むことができる。お店や料理、野毛や自身のことなど、多岐にわたる話題と率直な語り口が評判だ。 野毛で生まれ育ち、病で倒れた先代の後を継いで21歳で女将となった。横浜の下町っ子らしく気さくで小粋。庶民的な雰囲気でありながら、先代の凛とした職人気質が息づく店に、女将の持ち味がきらりと華を添えている。 女将の山田良江さん。「笑顔と楽しい会話を心がけています。」 |
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一人でも大勢でも楽しめる雰囲気。先代の出身地である新潟の地酒も豊富だ。 |
1950年代半ば頃。中央の女の子が女将、抱いているのは母である先代女将。赤ちょうちんと縄のれんは今も変わらない。 |
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| 表示価格は全て消費税込みです |